カグラバチ

『カグラバチ』作者の外薗健プロフィールは?年齢や経歴を詳しく解説!

『カグラバチ』作者の外薗健のプロフィールとカグラバチ誕生の秘話!
ふく

『カグラバチ』は週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画で、その独特な世界観と迫力あるストーリー展開で多くの読者を魅了しています。

本作の作者である外薗健先生は、美術大学出身という異色の経歴を持つ新進気鋭の漫画家です。

2000年9月6日生まれの外薗先生は、24歳という若さで週刊少年ジャンプにて初連載を成功させました。

その経歴や創作への姿勢は、多くの新進気鋭の漫画家たちから注目を集めています。

今回は、外薗健先生のプロフィールや『カグラバチ』誕生の裏側、そして作品に込められた思いについて詳しく紹介します。

カグラバチの作者である外薗健(ほかぞのたける)先生のプロフィール!年齢や経歴を解説!

集英社「カグラバチ」公式サイトより

現在、週刊少年ジャンプで連載中の外薗健先生の『カグラバチ』は、国内外から注目を集めている作品です。

『カグラバチ』がどのようにして生まれたか、この章では幼少期から漫画家になるまでの軌跡を追ってみましょう。

年齢

外薗健(ほかぞのたける)先生は、2000年生まれの大阪府出身の漫画家です。

美術大学でプロダクトデザインを専攻していましたが、コロナ禍を機に漫画家の道へ進むことを決意しました。

その異色の経歴は、『カグラバチ』の独創的な世界観や緻密な作画に大きく影響を与えています。

美術大学出身というバックグラウンドを持つ新進気鋭の漫画家として、卓越した表現力で読者を魅了し続けています。

漫画家デビューまでの道のり

幼少期から美大生時代まで

外薗先生は幼い頃から絵を描くことが好きで、特に恐竜を描くことに熱中していました。

負けず嫌いな性格から、父や兄よりもうまく恐竜を描きたいという一心で何度も筆を執り、試行錯誤を重ねるうちに、自然と「魅力的に見せるコツ」を掴んでいったそうです。

少年時代には『NARUTO -ナルト-』に夢中になり、この作品から大きな影響を受けました。

特に、画面の白黒のコントラストや挑戦的な構図は、『NARUTO』から学んだものだと語っています。

高校卒業後、外薗先生は京都市立芸術大学のデザインB/プロダクトデザイン専攻に進学しました。

大学では家具や椅子の製作に取り組み、デザインセンスを磨いていきました。

この経験は、後の漫画制作にも大きな影響を与えることになります。

漫画家への転身

外薗先生が漫画制作を本格的に始めたのは、2020年のコロナ禍がきっかけでした。

大学の授業がオンラインになり、自宅で過ごす時間が増えたことで、漫画制作に挑戦する機会を得ます。

好きだった岸本斉史先生の「NARUTO」に影響を受け、漫画を描いてみることにしたところ、数ページ描くだけでも非常に難しく大変だったそうです。

しかし、この経験から「ずっと漫画を描きたい」という強い思いが生まれ、大学を辞めて漫画制作に専念することを決意しました。

デビューまでの道のり

2020年、外薗先生は読み切り作品『炎天』を執筆し、集英社の第100回手塚賞に応募しました。

結果は準入選でしたが、この作品が『ジャンプGIGA』2021年春号に掲載され、外薗先生は漫画家としてデビューを果たしました。

その後、『週刊少年ジャンプ』2022年19号に短編読み切り「まどぎわで編む」を掲載し、本誌デビューを果たします。

さらに、2022年36・37合併号では読み切り『ロクの冥約』が掲載されました。

『カグラバチ』の誕生と成功

2023年9月19日、『週刊少年ジャンプ』2023年42号より『カグラバチ』の連載が開始されました。

この作品は、日本刀と妖術をテーマにした剣戟バトルアクション漫画で、刀匠を志す少年チヒロの物語を描いています。

『カグラバチ』は連載開始直後から国内外で大きな話題を呼び、特にSNSを中心に急速に人気が広がりました。

その人気は単行本の売り上げにも反映され、2024年7月4日時点で既に3巻が発売され、デジタル版を含む累計発行部数は60万部を突破しました。

さらに、2024年8月には「次にくるマンガ大賞 2024」のコミックス部門で1位を獲得し、2025年1月には第70回小学館漫画賞の最終候補にも選出されるなど、その評価は着実に高まっています。

外薗先生の人物像と趣味

外薗先生は24歳(2025年3月現在)という若さで週刊少年ジャンプの看板作家の一人となっています。

その人柄や趣味についても、いくつかの興味深い情報が知られています

人物像と趣味
  • 髪型へのこだわり
  • 映画好き
  • 負けず嫌いな性格
  • プロダクトデザインの経験
  • 『NARUTO』への愛
  • お散歩
  • ゲーム

髪型へのこだわり
外薗先生は約10年間、美容院に行かず自分で髪を切っているというユニークな趣味を持っています。

見た目はいつもきちんと整えられているため、ヘアスタイリングの才能も持っているかもしれませんね。

映画好き
外薗先生は映画、特に洋画を観ることが大好きです。

特にタランティーノ監督の作品や「John Wick」シリーズなどは作品にも影響を与えています。

京都編の「京都殺戮ホテル」のくだりなんてまさにって感じですよね。

現在、一番興味があることは「映画館で映画を観たい」と語っていました。

負けず嫌いな性格
幼少期から負けず嫌いな性格で、絵を描く際にも父や兄よりもうまく描きたいという一心で努力を重ねました。

この負けず嫌いな性格が創作の原動力にもなっているようです。

プロダクトデザインの経験
美術大学でのプロダクトデザインの経験が、漫画制作にも活かされています。

漫画への情熱
岸本斉史先生の『NARUTO』が大好きで、漫画家を志すきっかけにもなっています。

お散歩
連載が始ま手から散歩を始めたようで、外園先生は自分の机に座っているよりも、近所を歩きながら考える方が進展があるそうです。

ゲーム
外薗先生は映画だけでなく、日本の要素が際立つゲームも楽しんでいたようです。

特に「Ghost of Tsushima」がお気に入りだったみたいですね。

外薗先生は「日本の海外イメージ」や「クールな日本」の概念が面白いと感じているかもしれませんね。

外薗先生の「カグラバチ」以前の作品とテーマ

外薗健先生は『カグラバチ』で広く知られていますが、過去に発表した読み切り作品にも独自のテーマや特徴があります。

それぞれの作品を以下にまとめます。

『炎天』(2021年、ジャンプGIGA掲載)

テーマ: 復讐とアクション

概要: 外薗先生のデビュー作で、第100回手塚賞準入選を受賞しました。

この作品では「NARUTO」の影響が強く見られ、復讐をテーマにした物語が展開されています。

主人公の強い動機と、それを支えるアクション描写が特徴です。

特徴: 初期段階から「漫画はアクションを描くもの」という外薗先生の信念が反映されており、後の『カグラバチ』にも通じる要素が多く含まれています。

『CHAIN』(2021年 ジャンプGIGA掲載)

テーマ: 忍者

概要:『CHAIN』は、現代を舞台にした忍者物語で、忍術を使うキャラクターが登場し、刺激的な戦闘シーンが描かれています。

特徴: 外薗先生の他の作品と比較すると、『CHAIN』は忍者というテーマを取り上げており、独自の世界観を展開しています。

『さらば!チェリーボーイ』(2021年、ジャンプGIGA掲載)

テーマ: 青春とユーモア

概要:タイトルからもわかる通り、青春時代の葛藤や成長をユーモラスに描いた作品です。

外薗先生が得意とするシリアスなトーンとは異なり、軽快なストーリー展開が特徴的です。

特徴: コメディ要素を含む作風で、外薗先生の幅広い表現力を垣間見ることができます。

『まどぎわで編む』(2022年、『週刊少年ジャンプ』19号掲載)

テーマ: 学生生活と友情

概要:学生生活を舞台にした短編で、登場人物たちの友情や日常の悩みを繊細に描いています。日常的なテーマながらも、キャラクター同士の関係性や心情描写に重点が置かれています。

特徴: アクション主体ではなく、感情的な深みを追求した作風で、『カグラバチ』とは異なる側面を見せています。

『ロクの冥約』(2022年、『週刊少年ジャンプ』36・37合併号掲載)

テーマ: ダークファンタジーと契約

概要:ダークファンタジー要素が強い作品で、主人公が「契約」を通じて運命に立ち向かう物語です。妖術や異能バトルなど、『カグラバチ』にも通じるファンタジー要素が見られます。

特徴: 魅力的な世界観と緻密な設定が評価されました。特に「契約」というテーマは物語全体に緊張感を与えています。

詳しい内容はこちら
『カグラバチ』作者・外薗健の読み切り作品のあらすじ・感想・口コミ
『カグラバチ』作者・外薗健の読み切り作品のあらすじ・感想・口コミ

外園先生への一問一答

MANGA PLUS 5周年記念イベントの一環として行われた一問一答をお楽しみください。

Q
Q1  カグラバチの最初の目標はありましたか?

外薗健:  初めて見られる構造と方向性を見つけたかったです。

Q
Q2  描くのが楽しいキャラクターと、難しいと感じるキャラクターはありますか?

外薗健:  双城を描くのが楽しいです。難しいと感じるのは女性のキャラクターです。

Q
Q3  これまでのシリーズでお気に入りのシーンはありますか?

外薗健:  双城が入浴施設にいる場面から神奈備との対決までの一連の出来事(第12章)です。ダルマが死ぬ場面(第8章)もお気に入りです。

Q
Q4  作業時に参照したり、特別な習慣はありますか?

外薗健:   映画をよく観ます。行き詰まったときはシャワーを浴びます。ですので、難しい章を作業すると水道代が上がりがちです。

Q
Q5  現在、一番興味があることは?

外薗健:  映画館で映画を観たいです!!

(参照元:manga plus

カグラバチ作者である外薗健先生(ほかぞのたける)のカグラバチ誕生の秘話

集英社「カグラバチ」公式サイトより

『カグラバチ』の誕生には、外薗健先生の綿密な考察と創意工夫が込められています。

テーマの選択や象徴的なデザインの背景には、興味深い秘話があります。

「カグラバチ」誕生の経緯

『カグラバチ』は、外薗健先生が「リベンジストーリーを作りたい」と提案したことがきっかけで誕生しました。

当時、少年誌でリベンジストーリーを描くことは比較的珍しかったものの、外薗先生の過去の読み切り作品での実績から、面白い作品が生まれる可能性があると判断し挑戦を編集部は受け入れたそうです。

外薗先生が復讐ストーリーを選んだ理由として、タランティーノ監督の作品や「John Wick」シリーズなど、海外映画の影響が大きいのでしょう。

世界観とキャラクター創造

物語は主人公・千紘が精神的に成長し、身体的に強くなるという少年漫画の王道展開を想定しています。

復讐の相手である毘灼を最終ボスとし、初期には強敵・双城が登場します。

週に一度か二度、外薗先生と編集担当が対面で会議を行い、1話ごとにストーリーを詰めていくそうです。

全体のストーリーの枠組みは大まかに定義されており、会議の中で物語が予想外の方向に進むこともあるみたいですよ。

作品の特徴とハイライト

担当編集者の今村氏は『カグラバチ』のハイライトとして、迫力あるアクションシーンを挙げています。

また、二ページの広がりやパネルワークなど、視覚的な表現については主に外薗先生の裁量に任せているとのことです。

『カグラバチ』は、外薗先生の海外映画への愛着と、日本文化の独自の解釈が融合した作品であり、編集部との緊密な協力のもとで制作されています。

「復讐譚」をテーマに選んだ理由

外薗先生は、『カグラバチ』のテーマを「復讐譚」に決めた理由を以下のように説明しています:

  1. 読み切り作品では、漠然としたテーマより「誰かを殺す」のような明確なテーマのほうが主人公のモチベーションを描きやすい。
  2. 連載前から「復讐」をテーマにした読み切りを描き続けていた。
  3. 初めての連載作品として、挑戦的なテーマに取り組みたかった。
  4. 血しぶきが飛ぶ白黒イラストの美しさに魅力を感じた。
  5. 人を殺すなら、復讐者という設定が適していると考えた。

これらの理由から、外薗先生は『カグラバチ』のテーマとして「復讐譚」を選択し、独自の世界観と魅力的なストーリーを展開しています。

妖刀「淵天」の金魚デザインの変遷

『カグラバチ』の象徴的な要素である妖刀「淵天」の金魚デザインには、興味深い変遷がありました。

当初は「鯉」がモチーフ

当初は「鯉」をモチーフにしていました。外薗先生は、白黒の漫画表現で美しく見える錦鯉を想定していました。

白・黒・赤の配色を検討

カラーイラストでの映えを考慮し、白・黒・赤の配色を検討しました。

鯉から金魚へ変更

主人公チヒロと父の日常を象徴するには金魚のほうが適していると判断しました。

金魚のほうが魅力的

胴体とヒレの比率のバランスも、鯉より金魚のほうが魅力的だと感じました。

バリエーションを出せる可能性

金魚に変更することで、出目金などのバリエーションを出せる可能性も考慮されました。

3種類の大きな金魚として具現化

最終的に、「淵天」の玄力は3種類の大きな金魚として具現化されることになりました。

黒い出目金(涅)、赤い琉金(猩)、そして東錦(錦)がそれぞれ異なる能力を象徴しています。

この金魚のデザインは、「カグラバチ」の独特な世界観を表現する重要な要素となっています。

影響を受けた作品と『カグラバチ』の独自性

外薗健先生は、岸本斉史先生の「NARUTO」から大きな影響を受けています。特に以下の点で「NARUTO」の影響が見られます。

  1. 幼少期から「NARUTO」が大好きで、物語に合わせてオリジナルキャラクターを考えて描いていました。
  2. 「画面の白黒のパキッとした感じとか、挑戦的な構図とか、『NARUTO』から影響を受けている」と外薗先生自身が語っています。
  3. 外薗先生の手塚賞受賞作品や初期のワンショット作品には、「NARUTO」の影響が明確に表れていたと言われています。
  4. 特に、読み切り作品「炎天」では「NARUTO」の影響が強く出ていたことが指摘されています。
  5. 外薗先生がマンガ家を志すきっかけも「NARUTO」だったと言われています。
  6. 「ジャンプ」を読みながら成長したため、自然と「ジャンプ」での連載を望むようになりました。これも「NARUTO」の影響の一つと考えられます。

一方で、『カグラバチ』では「NARUTO」の影響を踏まえつつも、以下のような独自性を打ち出しています。

  • 日本刀と妖術を中心とした独自の世界観を構築しています。
  • 妖刀「淵天」の金魚モチーフなど、独創的なビジュアル表現を取り入れています。
  • 「復讐譚」をテーマにすることで、より挑戦的な物語展開を目指しています。
  • プロダクトデザインの経験を活かした緻密な作画や道具のデザインが特徴的です。

これらの要素により、『カグラバチ』は「NARUTO」の影響を受けながらも、外薗先生独自の作品として独立した魅力を持つ作品となっています。

『カグラバチ』作者・外薗健先生のプロフィールまとめ

集英社 外薗健「カグラバチ」より

外薗健先生のプロフィールは、美術大学出身という異色の経歴を持つ新進気鋭の漫画家として、『カグラバチ』で大きな注目を集めています。

プロダクトデザインの経験を活かしつつ、洋画や「NARUTO」からの影響を取り入れ、独自の世界観と表現力で読者を魅了し続けています。

『カグラバチ』の成功は、外薗先生の創作哲学である「自分が楽しめるものを描く」という姿勢が、多くの読者の心に響いた結果と言えるでしょう。

アニメ化も決定し、今後のさらなる展開が期待される中、外薗先生の漫画家としての成長と進化にも注目が集まっています。

今後も、プロダクトデザインの経験を活かしつつ、漫画表現の新たな可能性を追求する外薗先生の活躍が期待されます。

『カグラバチ』の今後の展開と共に、外薗健先生の漫画家としての成長にも、多くのファンの視線が注がれています。

以上、

『カグラバチ』作者の外薗健のプロフィールとカグラバチ誕生の秘話!をお届けしました。

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