カグラバチ作者の外薗健(ほかぞのたける)の読み切り作品は?

カグラバチ作者の外薗健(ほかぞのたける)は、2020年に読み切り作品『炎天』でデビューし、第100回手塚賞で準入選を受賞し注目を集めました。
その後も外薗健は『さらば!チェリーボーイ』や『CHAIN』など、多様なテーマを取り上げた読み切り作品を発表しています。
彼の読み切り作品は全5作品あり、独特の世界観と緻密なストーリー構成で多くのファンを魅了しています。
この記事では、カグラバチ作者の外薗健(ほかぞのたける)の読み切り作品を紹介し、それぞれの特徴を解説します。
カグラバチ作者外薗健(ほかぞのたける)の経歴

今回は、外薗健先生の読み切り作品を紹介するにあたり、そもそもなぜ読み切り漫画を執筆し始めたのか。
外薗健先生が『カグラバチ』の連載に至るまでの経緯について掘り下げていきます。
コロナ禍での漫画制作開始

外薗健先生は2000年、大阪府で生まれました。
負けず嫌いな性格で、幼い頃は父や兄よりもうまく恐竜を描きたい一心で何度も筆を執り、試行錯誤を重ねるうちに、自然と「魅力的に見せるコツ」を掴んでいったそうです。
画面の白黒のコントラストや挑戦的な構図は、幼少期に夢中になった『NARUTO』から大きな影響を受けていると語っています。
外薗健先生はコロナ禍に漫画制作を始めます。
当時、彼は美術大学でプロダクトデザインを専攻し、家具や椅子の製作に取り組んでいました。
しかし、オンライン授業が始まり、時間ができたことをきっかけに漫画制作に本格的に取り組むようになります。
デビューと賞

【漫画家デビュー】
2020年、読み切り作品『炎天』が第100回手塚賞で準入選を受賞しました。
この作品は『ジャンプGIGA』2021年春号に掲載され、デビュー作となりました。
【週刊少年ジャンプデビュー】
2022年、短編読み切り「まどぎわで編む」を『週刊少年ジャンプ』19号に掲載し、本誌デビューを果たしました。
【週刊少年ジャンプ連載デビュー】
2023年9月、『週刊少年ジャンプ』42号より『カグラバチ』の連載を開始しました。
この作品は妖刀と妖術が交錯する壮大な物語で、国内外で話題となっています。
外薗健先生は若くして注目される漫画家であり、彼の作品は独特の世界観と緻密なストーリー構成が特徴です。
特に『カグラバチ』は、2024年の「次にくるマンガ大賞」コミックス部門で1位を獲得し、注目度を高めています。
カグラバチ作者外薗健(ほかぞのたける)の読み切り全5作品

外薗健先生の読み切り作品は、多様なテーマやジャンルを取り入れ、読者に新鮮な印象を与えています。
以下に、外薗健さんの読み切り5作品+連載1作品の簡単なあらすじと感想を紹介していきます。
『炎天』(2021年、ジャンプGIGA春号)
まってカグラバチの作者さん、炎天描いた人だったの!!当時たぶんギガで掲載されてたかな、ストーリーとか画力とか画面構成とか仕上がりすぎてて20でこれ描いたのぉ?!ってびっくりしてた。
— もふあた (@mofmof_bazu_ka) February 1, 2024
カグラバチ面白くて大好きですっ これからも応援してます🫰🫧 ͛. https://t.co/X5lrnRRIzu
《漫画家デビュー作で第100回手塚賞準入選作品》
【あらすじ】
『炎天』は、武術を極めた証である霊獣を宿すために競い合うライバルの少年たちを描いた作品です。
主人公はライバルとの対決を通じて成長し、霊獣の真の力を引き出す。
【感想】
外薗健のデビュー作であり、緻密なアクション描写と熱血さがナルトを彷彿とさせる作品でした。
霊獣のデザインや世界観の構築に若手作家の可能性を感じさせ、手塚賞準入選の実力が窺えます。
【口コミ】
カグラバチの外薗健先生、読み切り掲載時のプロフィールの好きな漫画に毎回NARUTOをあげてたし、炎天はめっちゃNARUTOだったので岸本先生に推薦コメント貰ってすごく喜んでるだろうな……😊 https://t.co/9W8XjtIw17 pic.twitter.com/rnSbsD8v2i
— したまつげ (@kiri_390) July 3, 2024
【カグラバチ】【外薗健】
— taiken (@taiken_taikenki) November 6, 2023
手塚賞総評だけども尾田先生の言葉がその通り過ぎる。
王道作品である炎天から始まり、違うジャンルの読切も通りつつ、辿り着いた初連載がカグラバチだから凄い。 pic.twitter.com/nOZ7FHGFe0
「さらば!チェリーボーイ!」「炎天」の作者の外薗健先生はめちゃくちゃNARUTO好きなんだろうなという感じがして好感が爆上げでして
— f (@uni_knt) May 5, 2021
『さらば!チェリーボーイ』(2021年、ジャンプGIGA春号)
さらばチェリーボーイ pic.twitter.com/4AohtHjmq2
— 優 (@Yusai4649) February 7, 2025
『さらば!チェリーボーイ』は、漫画家・外薗健が2021年にジャンプGIGAで発表した読み切り作品です。
【あらすじ】
ヤクザに恋人を殺された青年が復讐に燃え、単身敵のアジトに乗り込む。
ギャグと暴力が交錯するダークなストーリー。
【感想】
この作品は、ヤクザに恋人を殺された主人公が復讐に挑む物語ですが、内容はシンプルながらも緻密な構成が光り、特に中盤以降、主人公が躊躇なくヤクザたちを葬っていくシーンが印象的です。
復讐劇の爽快感が際立ち、読者に強いカタルシスを与える内容となっています。
外薗健先生の初期作品としても注目され、後の『カグラバチ』へと繋がる作風やテーマが垣間見えます。
また、外薗健先生は『さらば!チェリーボーイ』をはじめとする読み切り作品において、復讐やバイオレンスをテーマにしたストーリーを得意としており、その傾向は『カグラバチ』にも色濃く反映されています。
主人公が敵を容赦なく討つ描写の巧みさは、彼の作風の大きな特徴といえるでしょう。
【口コミ】
<<<<告告知知>>>>
— 外薗 健 (@8rQu0DnYjkr1LUC) April 26, 2021
4/30発売の
ジャンプGIGA2021 Springにて
手塚賞準入選作「炎天 」と
新作「さらば!チェリーボーイ!」
の読み切り2作が同時掲載されます!
読ん で pic.twitter.com/M1IvvxGKqA
【カグラバチ】【外薗健】
— taiken (@taiken_taikenki) September 17, 2023
外薗先生はアクションはカッコいいわ魅せ方はいいわで好きになる要素しか無いんですよ。
それでいて素晴らしきストーリーテラー。
さらばチェリーボーイ読んだことない人は絶対見て下さい。 pic.twitter.com/Elf58g6nEI
外薗健先生の炎天とさらばチェリーボーイとCHAIN全部おもしろかったからどれか連載しないかな
— ら (@kzmuksd0705) July 25, 2021
『CHAIN』(2021年、ジャンプGIGA夏号)
【ボイスコミック『CHAIN』前編】
【ボイスコミック『CHAIN』後編】
【あらすじ】
忍者をテーマにした短編。裏社会の暗殺組織に属する主人公が、仲間との絆と任務の板挟みで苦悩する。
【感想】
地味ながら堅実なストーリー構成。
忍術の描写や暗躍するキャラクターに外薗らしいリアリティが光る。
連載作の礎となった実験的な要素も。
【口コミ】
《告知!!!!!!!!》
— 外薗 健 (@8rQu0DnYjkr1LUC) July 19, 2021
来週月曜日7月26日発売の
ジャンプGIGA 2021 Summerに
新作「CHAIN」が
センターカラーで掲載されます!
ヨーンーーで!!!!!!! pic.twitter.com/KIpQydP9TF
カグラバチの多福は外薗健先生の読切CHAINからの出張キャラなので今後の活躍が楽しみ。尚、読切の段階では力士っぽく見えるだけの忍者だったけど、カグラバチでは特に解説がないので理由はわからないが力士っぽいひとになっている
— 木古おうみ@ホラー新刊11/25発売 (@kipplemaker) August 12, 2024
外薗健ってきいたことあるなぁおもったら!!!!CHAINのひとか!!!!
— 烏丸(とりまる)🦋🎲🐈🐦⬛ (@goyu_gogo) September 18, 2023
もう絵が上手い新連載の人大好き!!!!笑
今回は期待大だね🙏
ジャンプの無料マンガアプリ「少年ジャンプ+」で「ジャンプGIGA 2021 SUMMER」を読んでます! #ジャンププラス https://t.co/4pZeQ5zADt
— にぐるた(K-52) (@niguruta) January 6, 2024
外薗健先生の「CHAIN」読みました。シャルの低解像度っぽい顔の女性がいて、ひょっとしたら先生の「ヘキ」かもしれません
『まどぎわで編む』(2022年、週刊少年ジャンプ19号)
今日発売の週刊少年ジャンプ19号に
— 外薗 健 (@8rQu0DnYjkr1LUC) April 10, 2022
15pの短編読切「まどぎわで編む」
を掲載して頂いてます!!
読んで!!!!!! pic.twitter.com/NIOG6V2JKU
《週刊少年ジャンプ本誌デビュー作》
【あらすじ】
いじめられっ子の男子高校生が、窓際で編み物をする謎の女子と交流。
彼女への誕生日プレゼントを巡り、予期せぬ結末が待つ。
【感想】
学園モノながら終盤に衝撃の展開。15ページの短編で「いじめ」「孤独」「救済」を圧縮し、読後に重い余韻を残す。
ジャンプ読切では異例のダークエンドで「読後感最悪だが忘れられない」と話題に。
外薗先生の作風の幅広さを示す実験作です。
【口コミ】
イヤイヤイヤ!ひっさしぶりにジャンプの読み切りで面白かったよ!!!
— スクラッチ@日本株とXRPで資産築く (@wsgwm525) April 11, 2022
まどぎわで編む。
外薗健さんか、覚えとこう。芥見下々さんの読み切りを読んだ時と同じ感覚を覚えたよ。 pic.twitter.com/Yh1FB6vmvq
週刊少年ジャンプ19号感想、ジャンプ・ショート・フロンティア、外薗健「まどぎわで編む」学校の男女二人の繋がりです。三島さん達と突然現れた物とが濁流の不条理として存在を示した事で逆に、太田さんが何を願い編んだのか、山岸さんに何があったのか、二人への思いがやるせなく残りました。 #WJ19
— 八崎節子 (@SetsukoY) April 11, 2022
【ロクの冥約】外薗健先生って数か月前掲載された「まどぎわで編む」の人だったの!?とそこもびっくり!あれ賛否両論らしいんすけど、ぼくにはメッチャ刺さったんだ!どおりで今回も面白かったわけですよ!今回のは万人受けの青年漫画寄りの王道漫画になった感じですかね~。#WJ36
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) August 7, 2022
『ロクの冥約』(2022年、週刊少年ジャンプ36・37合併号)
【『ロクの冥約』ボイスコミック 前編】
【『ロクの冥約』ボイスコミック 後編】
【あらすじ】
地獄から現れた悪魔・ルシルと契約した殺し屋ロクが、復讐を果たすため暗躍する。
血塗られた過去と代償の物語。
【感想】
『ロクの盟約』は、地獄の悪魔と青年の契約をテーマに描かれ、外薗健の初期作風が色濃く反映された作品となっています。
外薗健は、復讐やバイオレンスを軸としたストーリーを得意としており、その作風は『ロクの盟約』にも顕著に表れています。
これらの要素は後の『カグラバチ』へと受け継がれ、彼の作風の根幹をなすものとなりました。
『ロクの盟約』は、2022年8月22日・29日発売の『週刊少年ジャンプ』36・37合併号に掲載されており、現在もバックナンバーとして入手可能です。
さらに、2023年には『ロクの冥約』というタイトルでボイスコミック化され、YouTubeにて配信中です。
主人公・ロクの声を佐藤拓也が務め、物語にさらなる魅力を加えています。
【口コミ】
今日発売の
— 外薗 健 (@8rQu0DnYjkr1LUC) August 7, 2022
週刊少年ジャンプ36・37合併号に
読切「ロクの冥約(めいやく)」
をセンターカラーで掲載して頂いております!!!
読んデ!!!!!!! pic.twitter.com/vFfEzufH5q
カグラバチの外薗健先生のお名前記憶にある…と思ってバックナンバー遡ったら2022年36、37合併号読み切り「ロクの冥約」で、会話劇が面白くて殺陣がかっこよくて連載しそうと思った作品でした!爻龍会も出てきてて連載楽しみだなー!2022年19号にも読み切りが載っている。こっちは…うん…ミサンガ切れ
— 葵 (@aoimegata) September 17, 2023
カグラバチ も好きなんだけど、ジャンプ本誌(2022年WJ36・37号)初掲載の読切『ロクの冥約』もとても名作だから全人類読んでほしい。もうすぐ24歳になる外薗健先生 天才です pic.twitter.com/iATTFi4s17
— したまつげ (@kiri_390) August 28, 2024
カグラバチ、外薗健ってロクの冥約の人の新連載じゃん!!!!やったあ!!!!!!アンケの自由記述欄でアメノフルとロクの冥約の人の新連載待ってますって言い続けてきた甲斐があった!!!!!
— 蛙 (@keronskdy) September 3, 2023
楽しみです
#ロクの冥約 #カグラバチ pic.twitter.com/MWnwtttt5H
ジャンプ、外薗健先生の読切『ロクの冥約』うわーめちゃくちゃ好き、面白かったです。地獄の悪魔が現れた話。ぬるりと始まった笑える会話劇な導入も、グラリとくる物語の変化も最高で引き込まれ続けました。ラストの盛り上がり方も超カッコよかったです。素晴らしくって即読み返してしまった。。 pic.twitter.com/kyBVF6mxdG
— ドラヤキヤ (@kosianmodoki) August 7, 2022
『カグラバチ』(2023年9月~連載中、週刊少年ジャンプ)
【ボイスコミック『カグラバチ』1話】
《週刊少年ジャンプ本誌連載デビュー作品》
【あらすじ】
妖刀「淵天」を巡り、父を殺された少年・六平千鉱が復讐と真実を求めて戦う剣戟アクション。
妖術師や謎の組織「毘灼」が絡む壮大な陰謀。
『カグラバチ』の全話ネタバレありのあらすじはこちら>>
【感想】
外薗健の初連載作。妖刀のデザイン力と、血しぶきが飛び散る戦闘シーンが圧巻。
「次にくるマンガ大賞2024」1位獲得で国内外から熱烈な支持。
主人公の成長と敵役のカリスマ性が物語を牽引。
アニメ化決定で更なる盛り上がりを見せる。
カグラバチ作者の外薗健(ほかぞのたける)の読み切り作品!まとめ

カグラバチ作者の外薗健(ほかぞのたける)の読み切り作品!はいかがでしたでしょうか。
外薗健先生の読み切り作品は、予想外の展開やキャラクターの深い心理描写が魅力で、読者から高く評価されています。
これらの要素は、載作中の『カグラバチ』にも引き継がれており、国内外で大きな注目を集めています。
また、外薗健先生の作品は、短編ながらも強い印象を残し、将来的に何度も注目されること間違いでしょう。
以上、カグラバチ作者の外薗健(ほかぞのたける)の読み切り作品は?をお届けしました。
