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「黄泉のツガイ」ネタバレあらすじ全話まとめ!

黄泉のツガイ-全話一気読み-ネタバレあらすじ-アイキャッチ
ふく

本記事では、1話から最新話までの全話のあらすじをネタバレしながら、物語の鍵となるキャラクターツガイ、伏線、激しいバトルシーンの魅力を余すことなく紹介していきます。

「黄泉のツガイ」は、その独自の世界観と予測不能な展開で多くのファンを魅了している作品です。

「第7回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で大賞を受賞するなど、すでに多くの漫画ファンに支持されており、今後はアニメ化などさらに注目が高まることが予想される作品です。

これまでの緊迫した展開や、次に何が起こるのかハラハラさせるストーリーの全貌を一気読みしたい方にぴったりの内容です。

それでは、黄泉のツガイ最新話までの全話ネタバレあらすじをを紹介していきます!

黄泉のツガイのネタバレあらすじ全話まとめ!

引用元:ガンガンオンライン公式サイト

それでは、ツガイの説明に続いて、1話~最新話までのネタバレ含むあらすじをどうぞ!

あらすじを読む前に黄泉のツガイが面白いのか気になる方はレビューをご覧ください。

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全話に登場するキャラクター

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各キャラの能力&ツガイ
『黄泉のツガイ』の全キャラクター一覧
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全話通して登場するツガイとは?

「ツガイ」についての説明

「ツガイ」は、古くから「神様」や「妖怪」と呼ばれてきた特別な存在です。
人と同じように考え、話し、心を持っています。

特定の人(主)と血の繋がりを持つことで、主従の関係を結びます。
通常は2体1組で主の命令に従いますが、ツガイの意思で契約を解消することも可能です。

ツガイは、主を守るために存在する特別な存在です。
人との深い繋がりを持ち、独自の能力で主をサポートします。

姿については、特別な人(ツガイ使い)でないと見ることができません。
しかし、ツガイの意思や、特別な縁がある人であれば、見える場合もあります。

各ツガイの能力
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第1話「アサとユル」

山奥にある小さな村「東村」で暮らしていた主人公・ユルは自然の中で狩猟をして生活し、妹のアサは村の奥にある座敷牢に閉じ込められ「おつとめ」と呼ばれる儀式を行っていた。

ある日、村を襲撃する集団が現れ、村は混乱に陥る。

襲撃する軍団の中にアサと同じ容姿の少女がいて、自分が本当のアサだと主張する!

ユルは、村を守ろうと決意し、謎の少女が率いる軍団と対峙することに!

突然のことに状況を飲み込む暇もないまま、ユルは村の守り神である「ツガイ」の左右様と契約をして…。

更に詳しいネタバレ含むあらすじ>>

静寂な村に潜む、隠された秘密
人里離れて結解を張られた深緑に包まれた静寂な山村。

そこには「夜と昼を別つ双子」として生まれた、心優しい少年ユルと謎に包まれた少女アサの兄妹の静かな日々が流れている。

ユルは、狩りで生計を立てながら、妹のアサを我が子のように可愛がっていた。

しかし、アサは村の奥深くに築かれた牢に閉じ込められ「お務め」と呼ばれる、その理由も目的も分からない儀式を繰り返す日々。

毎朝ユルは牢を訪れ、アサに外の様子を語り、共に過ごす時間を大切にしていた。

その穏やかな日常は、まるで絵画のように美しく、村の風景に溶け込んでいた。

しかし、その平和な村には、ユルとアサの生い立ちに深く関わる、ある秘密が隠されていたのだった…

平穏を破る、黒い集団
突如、静寂を破るように「ババババババババーーッ!」と鼓膜に直接叩き込まれる衝撃音とともにヘリコプターが村の上空に現れ黒い影が村を襲った!

迷彩柄の軍服に身を包んだ謎の集団が、ユルを連れ去ろうと村を襲撃!

平和な村は、一瞬にして戦場と化し、ユルの心は氷つくような恐怖に包まれた。

剣が交差し、銃弾が飛び交い、血しぶきが飛び散り、叫び声が響き渡る中、ユルは必死にアサを守ろうとする。

衝撃の真実と混乱
そして、さらなる衝撃がユルを襲う!

謎の集団と共に現れたのは、アサと瓜二つの右目に眼帯を付けた少女だったのだ!

その眼帯の少女は、自らをアサと名乗りユルを迎えに来たというのだ。

自分が本当のアサであり、牢に閉じ込められているアサこそが偽物だと主張する。

牢獄にいたアサは、本物の妹のアサだと名乗る眼帯の少女に、偽物としてあっさりと殺害されてしまう。

そして本物だと名乗るアサは、ユル以外の村人を皆殺しにすると言い放つ…

混乱するユル…運命の歯車が回り出す!

運命の歯車が回り出す!
謎の武装軍団との力の差は歴然としているなか、なんとか逃げ切ろうと山を降りていくユル!

とうとう謎の集団に囲まれ、命の危険にさらされる。

夕陽が森を染め、木漏れ日が幻想的な光を織りなす中、ユルは懸命に逃げる方法を探し続けていた。

疲労困憊し、心身ともに限界に近づいていたその時、ユルはその存在を察知します。

壮大な物語の始まり

視界が開けた瞬間、ユルは息をのむ。

そこには、想像をはるかに超える光景が広がっていた。

深い森の中に、ひと際大きな樹木があり、その樹木の根元には、まるでその樹木から生まれたかのような2人の存在を!

2人から放たれた竜のような光は、巨木を一瞬にして切り裂き、上空のヘリコプターを破壊して墜落させた!

ユルは、その圧倒的な力に言葉を失い、ただ見上げるしかなかった。

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第2話「右と左」

村を襲撃した自称本物のアサと謎の集団との戦いが激化する中、ユルは強力なツガイの左右様と出会う。

左右様の助けもありの一時は危機を脱しますが、村の謎は深まるばかり。

ユルは、これ以上村の被害を広げないない為に、一旦引いて山を下りることを決意する!

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眼帯のアサの目的とは?
漆黒の人型の影が自称本物を名乗る眼帯を付けたアサの腕を締め上げる。

次の瞬間、眼帯のアサは村の長老でありアサを幽閉したヤマハおばぁを壁に叩きつけるが、漆黒の影がヤマハおばぁを身を挺してかばい身を盾にした。

眼帯のアサは憎悪に満ちた声で「私たちはあなたたちを絶対許さない!必ず報いをうけてもらう!!」こう叫び、その場から去っていく。

ツガイの左右様とユルとの契約
一方ユルは、鬼神のごとき神々しい2体が、次々と襲い来るヘリコプターを打ち落としていく圧倒的な力に、ただ茫然と見上げることしかできなかった…

その力は自然をも操るかのようで、ユルが持つ力と比較にならないほどの圧倒的な力を見せつけ、ユルを驚愕させる。

地面に尻餅をつくユルの目の前に現れた、角を生やした大きな二つの影。

「ここでずっと見ていたぞ。主ユルよ」二本の角が生えた異形の男の声は、どこか懐かしい。

そして、我々はユルのツガイとなると一本角の女の声が続いた。

その瞬間、ユルは理解した。

この二人が、東村を守護する神々、左右様だと。

「左右様……なのか?」ユルの動揺をよそに、二本の角の男・右は彼の頭をぐりぐりと撫でまわす、一本の角の女・左はそれを制止する。

その奇妙な光景に、ユルの兄貴分のデラは苦笑いを浮かべ「どーも左右様。初めまして」と軽い口調で挨拶すると、右は「番つがい小者のデラだな」「おぬしのこともずっと見ていたぞ」と、どこか懐かしげに答えた。

デラが「やばいのが少なくとも二人来てるから、さっさと安全に下山の手伝いを頼む」と切り出すと、左右様の表情は一変した。

「おぬしはわしらの主ではない」「わたしたちの主はユルだ!ユルの命令には従う」と、断言する。

どうやらユルは村の守り神の「ツガイ」の左右様と主従の契りを結んだようだ。

新たな脅威!ガブちゃんの登場!
そのとき、背後から不気味な影が迫ってきた。

金髪の少女ガブちゃんだ!

人の背丈ほどもある歯型のツガイを引き連れて、彼女は悠然と近づいてくる。

「なんだあの歯の化け物!」ユルが思わず声を上げる。

どうやらガブのツガイ「ガブリエル」は、すでに何人もの村人をかみ殺してきたようだった。

デラは手榴弾を投げつけたが、ガブのツガイはびくともしない。

「そっか君がアサの兄ちゃんね!一緒に来てもらおうか」ガブはユルを指差しながら、冷酷な笑みを浮かべた。

アサと名乗る女が放った「兄様以外みんな殺す」という言葉が、脳裏に焼き付いていた。

村人たちが惨殺されたのは、この男たちの仕業なのだ。

ユルは握り拳を強く握り締め、怒りを堪えた。

「命令してくれれば何でもするぞ」左右様の一人、二本の角の男・右がそう囁く。だが、ユルは首を横に振る。

「左右様は村の守り神だから、俺なんかが命令とかおこがましいそんなことができるわけがない」そう告げる。

そして、ユルは左右様に二つのことを頼む。

一つ目は生き残っている村人を安全な場所に避難させること、そして、二つ目はガブに手を出さないでほしいということだ。

「あとは好きにやってくれ左右様」ユルの言葉に、二本の角の男・右は大きく笑った「今度の主は放任主義だな!左の!」そう言うと、ガブを飛び越え、村人たちの救出に向かった。

左右様と眼帯のアサとの対峙
村の中心に着いた二本の角の男・右は倒れた子供(アザミ)の頬をそっとつつくと、パッチリと目が開いた。

ツガイの姿は普通の人間には見えていないので、誰もいないのに頬を摘まれている現状に戸惑いを感じます。

そこで、自分の姿が見えていないことに気付いた右が「化け物じゃないぞ、心配すんな」と姿を現すと、いきなり目の前に右が現れたことに驚き気絶してしまう子供(アザミ)。

見るなり気絶してしまった子供たちを保護しつつ、「……大人には容赦しないが子供には手をかけてないんだな」と現状を把握する右さん。

その時、背後から気配を感じた二本の角の男・右さん!

振り返ると、眼帯のアサが二本の角の男・右さんの方へに向かってくる。

「おっ、わしの姿が見えるな」と笑みを浮かべる。

…が、しかし眼帯のアサは不敵な笑みを浮かべ、いきなり攻撃を仕掛けてきた。

「何すんじゃい!阿!!」右さんは彼女の攻撃を咆哮で受け返し反撃に出る。

眼帯のアサは右の攻撃を間一髪かわして、再び姿を消した。

「最近の若い者は、人の話を聞かないものだ」右はそう呟きながら、辺りに漂う残り香を嗅ぎ分けたようだった。

ガブとの対戦が始まる
シーンはユルたちの戦いの場に移る。

ユルが放った矢がガブの左足を射抜き、彼女は悲鳴を上げる。

ガブはすぐにツガイに服を噛ませ、その場から姿を消そうとするが、ユルと一本つの女・左が追いかけ村の門に追い詰める。

ガブはツガイで入口を塞いでいた。

しかし、左がツガイの口を開けると、ユルは隙をついて矢を放ち、ガブの肩を射抜いた。

その時、眼帯のアサが現れ、怪しげな力で門を破壊しガブを助ける。

ユルは弓を構え、眼帯のアサとガブに向ける。

「お前たちは一体何者だ?」ユルの問いかけに、眼帯のアサは「私は本当にあなたの妹、アサだ」と答えた。

しかし、「嘘つけ!!アサはそんなにデカくねーし!目つきも悪くねーし!」とユルは言い返す。

眼帯のアサが本物と判明
緊迫した状況の中、右が二人の間に割って入り、事態は急変する。

「おいおい、何やってんだ」そう言いながら、ユルと眼帯のアサを見つめ、ユルに問いかける。

「この女、お前と血が繋がってるぞ。兄妹だろ?」ユルの顔色が一変する。

「じゃあ、本丸でお務めしている、あのアサは一体何なんだ!」と、ユルは怒りをあらわにする。

しかし、「あれは偽物だ。10年前、本物のアサが村を逃げ出した後、村長たちは、お前を村に縛り付けるために、偽物のアサを用意したんだ!あれは、つくりものの妹アサだよ」と眼帯のアサは冷静に答えた。

その言葉に、ユルは動揺を隠せない。

弓を構えたまま、ユルはしばらくの間、何も言えなかった。

休戦と離脱
ユルが弓を構えたまま、膠着状態が続いていた。

その時、デラが駆けつけ、アサに一旦引き下がるよう促す。

「あいつらの狙いはお前だ!これ以上この村にいたら被害が広がるかもしれん」デラの言葉に、ユルはわずかに迷いを浮かべた。

まだ生きている村人がいることを考えると、これ以上事態を悪化させるわけにはいかない。

ユルは弓を下ろし、アサに村から立ち去るよう告げる。

これにアサはあっさりと了承し、ガブとともにその場を後にする。

ガブは、怪我をしているユルを捕まえようとしないアサに、「なぜ兄様を捕まえようとしないんだ?」と問いかける。

アサは、怪我をしているユルを見捨ててはおけない、そして何より、兄様が生きていることがわかったからだと涙を流しながら答えた。

ガブは、そんなアサの頭を優しくポンポンと頭を撫でた。

結界が消えようとしていたため、二人は急いでその場を離れる。

その頃の本丸では、結界を修復しているヤマハおばぁ、ユルのお土産を手にしたアサの偽物が不安げな表情で佇んでいた。

新たな出発点
ユルとデラは、風の如く速さで必死に山を駆け下りていた。

ふと見上げると、東村の姿が消えていた。

結界に再び閉じ込められてしまったのだ。

「もう村には戻れないのか?」ユルの声が、デラの背後から聞こえた。

デラは、複雑な表情でユルを見つめ「村の結界を破れる者が現れ、そいつらの狙いがおまえなんだから、村に隠れていても意味がない。下界で、人混みに紛れよう」と告げる。

山道を抜けたその先には1台の車が停まっていた。

デラは駆け寄り、運転席の女性に「お待たせ、ハナ」と声をかけた。

助手席のドアを開けると、運転席には若い女性「人間聞いてるけど、ツガイ連れて来るとか聞いてないっスよ」と、デラとユル、左右様の4人を見渡す。

その様子に、左右様が「見える奴だ」と呟いた。

二人は、新たな出発点へと足を踏み出す。

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第3話「デラとハナ」

村を脱出したユル一行は、番小物とハナと合流し、下界へと向かう。
初めての自動車に驚きながらも、ユルは徐々に心を開いていく。

一方、アサとガブは影森家のジンと合流し、ユル追撃の指揮を執る。

デラは、影森家との深い因縁を語り、ユルに東村と影森家の対立の歴史を伝える。
ハナは、デラとの軽妙なやり取りで物語にコミカルな要素を加えつつ、ツガイとしての能力の片鱗を見せる。

左右様は、ユルの両親や幼少期の村の様子を語り、アサの謎を深める。
そして、ツガイの多様性についても触れ、物語に新たな広がりを与える。

更に詳しいネタバレ含むあらすじ>>

車を初めて目にするユル&左右様
村を脱出したユル一行は、車で迎えに来ていた番小物(ツガイコモノ)のハナと合流した。

車に荷物を積み込みつつ、デラがハナちゃんにユルを紹介すると「噂の双子っスか」と興味津々の反応を見せるハナちゃん。

山奥の静けさに慣れ親しんだユルと、彼のパートナーであるツガイ「左右様」は、初めて目にする車に、まるで子供のように車に顔を近づけ、その輝かしい金属に目を輝かせていた。

ユルに自己紹介をするハナは、自らをデラと組んでいる番小者と明かす。

左右様に近くにツガイを使っている奴がいないと聞くと、さっさと人の多い所へ移るため、ユルに車へ乗り込むように言うデラ。

しかし、今まで村から出たことがなかったユルは「こんなくそ怪しい物に乗れって言われても…」と警戒し、デラから自動車の説明を受けても左右様も含め全く理解が及ばないようです。

じれったくなったハナは、自動車について「中に馬が入っててなんだかんだですごい速さで走る!!!」と雑に説明、ユル・左右様は一転して納得します。

旧いツガイとの再会
左右様は車の上へと座り、車で移動を始めた一行。

左右様を解放してヘリを落とし相手のツガイをぶっとばして逃げて来たこと、多くの兵隊がいたことをデラに共有され、難色を示すハナ。

その時、左右様が何かを感じ取ったように空を見上げる。

「古い友人だ」左右様の言葉に、デラとハナは警戒を強める。

しかし、現れたのは穏やかな雰囲気の女性ツガイだった。

彼女は、左右様と旧友であり、新しい主人であるユルに興味を示す。

車に並走する馬に乗り、「お久しぶり左右さん」と話しかけるツガイの女性。

下界にいる事から新しい主がついたのかと尋ねられ、四百年ぶりに下界に来たこと・今度の主は子供だと明かす左様

続いて右が「夜と昼を分かつ双子の一人だぞ」と言うと、女性は目を開き「………それは大変」と口にし、別れを告げてその場を去っていきます。

オシラサマとツガイの多様性
女性ツガイは、オシラサマと呼ばれる神のような存在だった。

デラとハナは、オシラサマの存在に驚きを隠せず、その圧倒的な存在感に言葉を失う。

「ツガイにも色々いるんだな。」とのユルの問いかけに、ハナは「人間が勝手にジャンル分けしてるだけだよ。神様みたいなツガイもいれば、妖怪みたいなツガイもいる。中には、主人に不幸をもたらしたり、人間を操ろうとするやつもいるらしい。」と答えた。

アサとガブ、そして影森家のジン 
一方場面は変わって、旧東村登山口近くのベンチで迎えを待つアサと大怪我をしているガブ。

そこに部下を連れた影森家のジンが現れ、ユルが生きていることを知ったジンは、「おやっさんに」怒られる…」と悩みながらも、「ユルが生きてる情報を手土産にしたから少しはましだ」と少し安堵する。

結界と影森家
はぐれた影森家の兵士たちは、結界に阻まれ山から出ることができなくなっていた。

「もうダメだ…出られない…」と膝を作るほど体力は疲弊していた…

どうやら東村の結界は相当強力なようだ…

ユルの家族の真実
一行はサービスエリアに到着し、ハナちゃんはユルにおにぎりの差し入れをする。

車中で食事をするユル。

村の高級食材「雑穀無しの十割白米」「高級食材の昆布」を使ったおにぎりの美味しさに感動し、アサにも食べさせてやりたいと願うユル…

夕食が終わったユルは、左右様に自分たち兄妹のことを問い、左右様は、ユルに家族の話を聞かせる。

左右様から、十年ほど前にユルの両親がアサを連れて村から逃げ出したことを聞くと、ユルは自分が置き去りにされたことを知り、複雑な気持ちになる。

「…ってことは、本物のアサが両親の行方を知っているかもしれない」と考え、「よし…」と自分に言い聞かせられるに呟く。

デラとハナの結婚
サービスエリアで食事をしながら、デラはハナちゃんに結婚を提案する。

ユルを守るため、そして世間から目をつけられないようにするためだ。

ハナちゃんは戸惑いながらも、デラの提案を渋々受ける。

影森家と今後の展開
ユルが左右様から話を聞き終えると、デラとハナが戻ってきた。

左右様は、「普通の人間には見えないけど、ユルみたいなツガイ使いには、僕たちみたいなツガイが見えるんだ」と説明する。

さらに、「ツガイ側からすれば、誰かに姿を見せることもできる。犬とか、たまたま見える人もいるんだよ」と続けた。

デラに影森家について聞かれた左右様は、「ツガイ使いをたくさん抱えてる、面倒な一族だよ。東村から出てきて、下界で力をつけたんだ。考え方が違うから、村とは仲が悪いらしいね。」と答えた。

「最近、影森家に双子の片割れがいるって噂が流れてるんだが、どうやら本当みたいだな。」とつぶやいた。

ユルは、自分の両親が影森家と何か関係があるのではないかと疑い始める。

ストーカーを排除し女性を助けるジン
シーンは変わり、とあるマンション。

エレベーター内で女性がストーカーに襲われそうになる。

別の階段から現れた影森ジンはツガイを使いストーカーを脅し、ストーカーに「もうこれから近づかないように」と約束させ、女性を助けたところで物語の幕は閉じた。

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第4話「愛と誠」

ユルは番小物のデラとハナに連れられ、地方都市のマンションで生活を始める。

ユルとアサは東村出身の特別な双子で、世界を左右する力「解」「封」を持つ資格を持つことが明らかになる。
アサは「解」を習得済みですが、まだ制御は不十分。

一方、影森家に身を寄せるアサは、「解」の修行に励む。
影森家の当主は、アサに影森家内で待機を命じ、ジンにユルの捜索を指示する。

ユルはアサと接触するため、ツガイの集まる場所へ移動する。
しかし、それはジンが仕組んだ罠で、ユルはジンのツガイ「愛ちゃん」に捕まってしまう。

4話では、ユルとアサの宿命、謎めいた影森家の思惑が少しずつ明らかになり、今後の展開が気になる終わり方となっています。

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先代から受け継いだ使命
デラとハナちゃんは、先代から受け継いだ重大な使命を背負っていた。

  1. 東村の場所を一族以外には決して知られてはならない
  2. アサとユルを他のものに絶対に渡してはならない

という掟を守るために、彼らは村の存続と双子の運命を守る役割を果たしていた。

デラは村と下界を結ぶ物資調達と連絡係として、ハナちゃんは下界での雑用係として活躍し、田寺家の者として代々の掟を忠実に守り続けていた。

田寺家の一員としてデラもこの掟を破ることなく、その重責を全うしてきた。

村の伝承
この物語の舞台となる東村では、ある伝承があった。

夜と昼とが同じになる日の日の出を境に生まれた双子は、世界のあらゆるものを強制的に解くことができる「解」と、それに対になる「封」の力を持つ存在だと伝承されていた。

ユルたちの初期の目的は、自称本物のアサを捕まえ、その先でユルの両親へと導いてもらうことに決まった。

新しい新居に新たな仲間
彼らはしばらく車中泊を続けていたが、新たな住まいを見つけることに成功する。

新居のマンションはユルにとって驚きの連続で、嬉しさのあまり畳の上で大の字になってしまう。

そこに待ち受けていたのは、ハナのツガイたちによる不意の横槍だった。

猫の「虎鉄」と犬の「二郎」は、すばやくユルに飛び掛かり素早くワンパンをいれ、混乱と笑いをもたらした。

影森家の面々
一方、影森家のお屋敷では、自称本物のアサが己を磨くための修行に打ち込んでいた。

屋敷には主である親方様、ガブちゃん、アサ、そしてジンが集っている。

親方様は、アサとユルという双子が共に下界にいることが知れ渡れば、それを狙う者が出てくるだろうという懸念から、アサをお屋敷に待機させることを決め、ジンにはツガイ使いとしてユルを探す任務を与えた。

ユル対ジン
一方、ユルはマンションの屋上から夜景を眺め、地上にも満点の星が広がっていることに感嘆する。

彼は、左右様に対して、自称本物のアサの血の匂いを嗅ぎ分けられるかと問いかける。

左右様は「いける気がする」と自信を見せ、ユルをひとつかみすると、驚異的なスピードで空へと舞い上がり、人気のない倉庫へと向かう。

ユルと左右様が倉庫に忍び込むと、そこにはジンとアサの姿があった。

ユルはすかさずアサの前へと飛び出す!

しかしその瞬間、ジンの持つ多くの鋭い歯を持つ巨大な魚のツガイ「掃除屋(スカベンジャー)」が、ユルをその口の中に閉じ込める。

影森ジンとユルは、互いに目を合わせ、激しい視線を交わしながら一触即発の状況に立たされる。

言葉では尽くせない空気が彼らの間を支配し、二人の決闘は双子の運命を大きく揺らし始めるのだった。

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第5話「ジンとユル」

行方不明になったユルを探すため、デラとハナは奔走。
ユルが東京にいることが判明し、影森家にたどり着く。

そこでは、ユルが左右様と共にジンやハルオなどのツガイと激しい戦いを繰り広げていた。

重火器や重力攻撃に苦戦する中、ユルは機転を利かせて左右様を脱出させ、自身はジンを人質に取る。

しかし、ユルはジンを殺すつもりはなく、アサとの会話を要求する。
その冷静な判断と交渉術で、不利な状況を逆転し、影森家へ向かう決断を下す。

ユルの戦略と戦闘力の高さが光る展開となった。

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ユルの保護者は大変
ユル、行方不明になる。

ユルは保険証がないのでケガをしたら10割負担になるので番小物(ツガイコモノ)のデラとハナは慌てて探し始める!

ハナのツガイの二狼と虎鉄に捜索を頼むと、すぐに東京にいることが判明!

ユル&左右様vs影森一家
一方、影森家に捕まったユルは左右様と共に影森ジン、黒谷ハルオ、黒谷アキオとそのツガイとの交戦が始まる。

ジンたちは重火器で左右様に対応するが、左右様は元々石像だから、銃で撃たれてもびくともしない


ハルオがうさぎと亀のツガイを出して左右様を攻撃!

左さんは亀の重力攻撃で動けなくなり苦戦を強いられてしまうが、ユルの助けもあって重力攻撃から脱出し、さらにユルを捕まえてるスカベンジャー(ジンのツガイ・愛ちゃん)の歯を折ってユルも脱出に成功する。

ユルは追撃を狙うアキオに折れた牙を投げつける(伏線)。

さらに灯りを壊して暗闇を作り出し、敵を混乱させる。

混乱に乗じてジンの足元を斬りつけ、人質に取ることで状況を逆転。

村を襲った責任者であるジンに、アサを呼び出すよう迫る。

ジンは「なぜ脚を浅く斬ったのか」と問いかける。

ユルは「お前に殺意はないと分かっていたからだ」と冷静に答える。

その言葉にジンは動揺しながらも、アサを倉庫には呼び出せないが、影森家に来れば会わせると約束する。

アキオの巨大なツガイ「ヤマノカミ」、ハルオの「兎と亀」、そしてジンの「スカベンジャー」という強敵たちを前に、ユルは不利な状況を悟る。

交渉の末、影森家に向かうことを決意する。

この戦闘では、ユルの圧倒的な戦闘能力と冷静な判断力が際立ちました

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第6話「兎と亀」

影森家で再会を果たしたユルとアサだが、アサはユルに両親が行方不明であることを告げる。

両親は沖縄へ向かう飛行機の中で、護衛もろとも姿を消したという。

東村への不信感を募らせるアサに対し、ユルは両親の情報を求めるが、そこに謎の襲撃者が現れる。

一方、デラはユルの身を案じ、単身影森家へ向かうことを決意する。

影森アスマやデラの行動など、新たな謎が提示されると同時に、ユルとアサに危機が訪れるという緊迫感溢れる展開となりました。

特に、襲撃者の正体や目的、そしてユルとアサの今後が気になる終わり方となっています。

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第7話「影森家と謎の襲撃者」

第7話「影森家と謎の襲撃者」では、ユルやアサたちが影森家で謎の襲撃者に奇襲され、激しい戦闘が繰り広げられる。

ガブはツガイの「ガブリエル」と連携し、敵を撃退するが、ユルとアサはそれぞれ敵のツガイ「陰陽」の結界に閉じ込められてしまう。

アサは結界の中で幼少期の記憶に直面し「右さん」が彼女の力の暴走を抑える存在であることが判明。

一方、ユルは「左さん」と協力し、結界からの脱出を図る。

アサは「白と黒のツガイ」との再契約を果たし、襲撃者の情報を引き出すことに成功。

さらに、襲撃者が両親の失踪に関与している可能性が示唆され、物語の謎と緊張感が一気に高まる。

第8話「誠意と殺意」

アサは「解」の力でユルを結界から救出し、影森家は襲撃者に反撃を開始する。

影森家のツガイ使いたちは地の利を活かして優勢に立ち回り、襲撃隊を追い詰めた。やがて、襲撃隊の指揮を執っていた日本刀を持つサムライ風のツガイ使いは退却を決断し、影森家の勝利となった。

捕虜となった襲撃者たちを尋問するも、彼らは金で雇われたフリーのツガイ使いで、背後の指示者やユルとアサの両親の手掛かりは得られなかった。

一方、アサが契約した「白と黒のツガイ」は元の主から名前も与えられておらず、アサはツガイに対する扱いに怒りを露わにする。

さらに、アサの「私は一度死んでいる」という衝撃の発言や、ユルの幼少期の回想で山賊に襲われた際に初めて人の「殺意」を知ったエピソードが描かれる。

ユルの過去の回想シーンでの父からの「殺意を向ける者にはためらうな」という教えが、物語に重みを与えます。


第9話「アサと『解』」

前回からの過去回想シーンから始まる。

幼きユルは新たに知った「殺意」に動揺しつつ村へ戻り、アサからの「体を大事にしてね」という優しい言葉で笑顔を取り戻す。

しかし、直後に両親はユルと偽物のアサを残し、本物のアサを連れて村を去ってしまう…

場面は現在に戻り、本物のアサはかつて刺客に命を奪われた過去を告白。

死者の国と現世の境「黄泉比良坂」で「解」と出会い、力を得る選択を迫られる。

生き地獄の覚悟で「解」を受け入れたアサは蘇生し、その直後、初めて敵を討つことで自らの手を血で染めた…

物語は影森家の玄関でデラがユルを迎えに来る場面で幕を閉じます。

第10話「ベタとホワイト」

ユルは両親の失踪の真相を探るため、デラ(田寺リュウ)や漫画家の影森ヒカル先生、お館様の影森ゴンゾウを交えた議論に参加する。

影森家と田寺家の対立が明確化し、当主の影森ゴンゾウはアサとユルを最後の双子として東村を解体すべきだと主張した。

一方、影森アスマは東村の存在を肯定する立場をとる。

ユルは「封」の力の秘密とその重みを知る。

400年前の双子の片割れが生き返れなかった事実にユルは責任を感じつつ、家族や村、使命の間で揺れ動きながら一つの決断を下す。

物語はユルの運命と影森家、田寺家の対立が新局面を迎える重要な展開を見せます。

第11話「疑念と確信」

ユルは攻撃ターンが「ガンガンいこうぜ」しかないタイプのため、自分に襲い掛かる刺客を全員返り討ちにする決意を固める。

ユルは危険の少ない影森家来るかとのゴンゾウ誘いを即答で断り、デラと行動を共にすることを選ぶ。

ユルのことが心配で心配でたまらないアサは、ユルを見送りながら別れの寂しさを抱きつつも、両親の写真を渡し、彼らがユルを連れて逃げられなかったことを悔やんでいたと伝える。

ユルは涙を堪えて礼を述べ、アサが背後から抱きついた際に彼女が自分の双子の妹であることを確信する…

また、山賊の襲撃がデラと同じ「下界の人間」によるもので、「封」の力を得るための意図的な行動だったと知り、ユルは新たな決意で困難に立ち向かう準備を進める。

物語はユルの覚悟とアサとの絆が深まる展開を見せてくれました。

第12話「抱擁と囁き」

影森家は捕らえた襲撃者を尋問するが、末端の寄せ集めで有益な情報は得られなかった。

また、影森家の存在しないはずの西門の謎が浮上。

お館様の側近と判明した黒谷フユキは「閻魔帳(ブラックリスト)」というツガイを持ち、ツガイの歴代主の情報を「ウィスパー」が伝える存在で、情報社会において非常に脅威となる。

一方、社会勉強と称して都心で楽しんでいたユルとデラは何者かに尾行されていたが、デラが罠を仕掛けて異世界へ送り込むが、異世界に現れた敵は「手長足長」の名を持つ恐ろしいツガイだった!

物語はこの緊迫した状況で急展開の装いを見せます。


第13話「手長と足長」

「黄泉のツガイ」第13話「手長と足長」では、緊迫した戦闘シーンが繰り広げられます。

手長足長は約1200年前、悪事を働き、人間も食べるほど凶暴なツガイとして封じられていた。

デラさんと左右様が敵の気を引いている間に、ユルは手長足長の主を探す。

影森アスマによって命令された尾行者のおばちゃんは影森家にいる家族のために必死にユルに協力するが、何度もピンチに陥る。

デラの活躍もあり手長足長を追い詰めるも、すぐに形勢逆転されてしまう!

ユルがなんとか戦況を立て直すが、戦いの行方はまだ見えないまま次回に続く。

第14話「リュウとケン」

「黄泉のガイ」第14話「リュウとケン」は、手長足長との戦いが終結を迎えます。

ユルが左右様に「待機」を命令し、手長足長は封印された怒りからユルを狙うが、ユルの巧みな戦術とデラの冷静な判断による照準撃の援護が勝利をもたらす。

仲間としての信頼や強い絆を感じさせる場面となっている。

手長足長のツガイの主の正体は焼けた肌の少年であった。
なんと少年の名は「田寺ケン」、父親はデラと同じ先代の田寺ロウエイであるという。

戦いを終えて戻ってきたユルたちを出迎えたハナは心配して駆けつける。

そして物語の最後には、ユルの両親に関する懸念が示唆され、次回の展開として東村と田寺家について深く掘り下げられる可能性が示唆されています。

第15話「兄と弟」

「黄泉のツガイ」第15話「兄と弟」では、突然現れた少年・田寺ケンの登場で、物語は新たな局面を迎えます。

ケンは、先代の田寺ロウエイの息子であり、ユルの両親に東村からの脱出ルートを教えたのはロウエイ本人だったことが判明する。

この事実により、デラが影森家のスパイと疑われる事態に。

マヨイガは、デラではなく先代ロウエイのツガイだったことも明かされ、デラ自身のツガイの行方は依然不明のままだ。

また、ハナは新たな一面を見せてくれて物語に彩りを添える。

ハナちゃんが本気を出したらユルも勝てないだろう…段野家で一番怒らせてはいけないのは段野ハナなのだ!

影森家襲撃事件の際、どこの門から侵入できたのかの真相解明に向けて、ジンやアサたちは西の壁を調査するため、襲撃者だった立川マコトと接触して解明を急いでいた。

一方、影森アスマは新キャラでヤクザ風の叔父「新郷ハヤト」と接触し、影森家襲撃事件の謎が深掘りされ、物語は新たな展開へと進んでいく。

第16話「番小物と祈祷師」

「黄泉のツガイ」第16話「番小物と祈祷師」では、ツガイと主の契約に関する重要な情報が明かされます。

ツガイと主の契約を穏便に解消するには、両者の同意が必要であり、契約が解消されるとツガイは元の本尊状態の姿に戻る。
例外として、「封印」という強制的な契約解消方法が存在することも判明した。

田寺ケンがユルに弟子入りして力を磨くため、ハナの家に居候することになる。

一方、影森家のアサのもとには沖縄にいる祖母・金城さんから電話がかかる。
しかし、その直後、物語は思わぬ方向へ展開する。

そして今回、東村側の人物である祈祷師・ヤマが登場。
デラとともに東村を運営しているという。
ヤマの登場により、東村の闇が少しずつ明らかになり始める。

難災害続きの東村にさらなる刺客が現れ村はどうなってしまうのか?

次回17話では、東村の闇がさらに深掘りされ、物語は新たな局面を迎えることが予想されます。


第17話「大凶と小凶」

「黄泉のツガイ」第17話「大凶と小凶」では、東村と影森家以外の新勢力が登場します。

東村には、またも襲撃が発生!

新勢力側の刀使い・与謝野イワンとそのツガイは、村に大きな被害をもたらしている。

与謝野イワンは偽アサとのバトルも襲撃もあっという間に済ませる。

一方、ユルの友人である少年ダンジが母と別れ、東村を脱出!

初めての下界で迷いながらも、オシラサマという不思議な存在と出会い一緒に馬に乗せてくれることに。

東村の裏事情が…今後の展開への期待が高まります。

第18話「家族と友」

冷蔵庫に鍋の材料が残っているを見て、昨日の夕食に鍋を食べなかったことに疑問を思うハナですが、ユルが「鍋は家族みんなで食べるもの」という考えに対しても何か家族に関して思う事があったハナでした…

ユルとケンたちは外で弓の試し打ちが出来そうな場所を探していると予期せぬ出来事に遭遇する。

彼らの前に現れたのは、異形の姿をした2人組のツガイ。
その奇妙な姿は、まさに宇宙人そのもの!
しかも主は犬・・・彼らの目的は果たして何なのか。

そんな中、オシラサマとダンジが到着する。

ダンジとの再会は、ユルにとって大きな出来事となる。

過去の出来事がフラッシュバックし、二人の友情がいかに深いかを改めて感じさせる感動の再会のはずだったが、ユルはダンジがツガイであること告げる衝撃的な展開!

ラストはデラとジンの密談のシーンで、物語は19話へと続く。

第19話「ユルとダンジ」

第19話「ユルとダンジ」では、ユルは幼き時からの親友であるダンジがツガイであることを確信し、さらにその相方が偽アサ、そして主がダンジの母キョウカであると知ってしまう…

このことで、東村にはもう信用できる人物が誰もいないことを痛感し深い絶望の淵に突き落とされるユル…

信頼していたはずの友が、裏切り者だったという事実に、ユルの心は大きく揺さぶられ、精神的なダメージを受けつつも、ユルは新たな行動に踏み出す。

東村の闇は、想像をはるかに超える深さを示し始める。

ユルの両親がなぜ村を逃れたのか、その理由が徐々に明らかになるにつれて、ユルの心に復讐の炎が燃え上がる。

オシラサマの加入により、段野家は奇妙な共同体を形成する。一方で、偽アサと村の子供が人質に取られているという新たな事件が発生していたことを、ユルは知る。

偽アサと共に村の子供を人質にした山賊が動き出し、ユルは指定された集合場所で先に着いて待つことに。

周囲は不気味な静寂に包まれ、視覚として謎の存在が姿を現し、背後からユルの頭をそっと鷲掴みにする。

その場に緊張と恐怖が張り詰める…

第20話「朝霧と夜桜」

第20話「朝霧と夜桜」では、ユルが謎のツガイ「夜桜」によって突然捕えられる展開に…

状況打開をすべく左右様がツガイを攻撃するが、最終的にツガイは逃走してしまう。
ユルは連れ去られ、デラたちと離ればなれに。

連れ去られたユルは、「金烏玉兎(きんうぎょくと)」のツガイ「夜桜」によって、ツガイの主である影森家次男アスマとその彼の伯父である新郷ハヤトのもとへ。

新郷は、ユルの誘拐を綿密に計画しており、冷静沈着な態度でユルを追い詰めていく

一方、影森家の黒服4兄弟の過去が明かされる。彼らは血のつながりのない姉弟であり、それぞれ個性的なツガイを従えている。

彼らの存在は、影森家の謎をさらに深め、物語に新たな色を加えていくことでしょう。


第21話「影森と新郷」

第21話「影森と新郷」では、ユルが謎のツガイ「夜桜」に拉致され、影森アスマの元へと連れ去られる。

デラと左右様は、倉庫街で刀使いの与謝野イワンとの激しい戦いを繰り広げる。

一方、ユルは影森家の次男アスマとアスマの母方の叔父である新郷ハヤトと対峙する。

アスマは、ユルを「封じ」の力を持つ存在として利用しようとし、新郷は、個人の能力を尊重し、力を持つ者はその力を最大限に発揮すべきだと主張する。

しかし、その裏には、ユルを道具として利用し、自身の目的を達成しようとする野心が見え隠れする。

倉庫街でのデラ&左右様vsイワンの戦いは激化、デラの策も冴え渡ります。

途中、デラは生き残りの山賊と出会い、対立しつつも一時休戦しユル救出作戦を立て始める。

一方、デラと左右様は、倉庫街で出会った山賊と協力し、山賊は、一見すると粗暴な男だが、どこか人間味あふれる一面を見せてくれる。彼らの協力は、ユル救出の鍵となるかもしれない。

さらに緊迫するラストでは、ついに謎めいた影森当主、影森ゴンゾウが登場し、倉庫街には一層の嵐が吹き荒れそうな予感が漂います。

第22話「刺客とコーヒー」

第22話「刺客とコーヒー」では、ついに影森家の当主ゴンゾウが倉庫街の攻撃に参戦し、ユル、東村、影森、新郷といった主要勢力が一堂に会する壮絶な戦場となります。

「お館様」こと影森ゴンゾウは異能バトルにおいて抜きん出た存在であり、複数の強力なツガイを従えるその姿は圧巻!

一般にツガイ同士の相性から一人で複数を持つことは稀だが、影森ゴンゾウのツガイ「百鬼夜行」が威力を発揮することでその常識を打ち破る!

このツガイは複数のツガイ同士の関係を捉えるという特異な存在で、影森家長老一人でまるで一個大隊を形成されているようなな圧倒的な布陣を構築させることが可能。

歴史戦の爺が放つ「百鬼夜行」は、「実力至上主義」を求める影森家の象徴ともいえ、対ツガイ戦においてもゴンゾウの無双ぶりが際立ちます。

ゴンゾウ、アサ、フユキの3人と敵対する者にとっての戦いは悪夢でしかない。

アサの「解」で敵のツガイを解除し、ゴンゾウが「百鬼夜行」野良ツガイを引き込み、黒谷フユキの「ブラックリスト」が元敵対者の情報を引き出す…この3段コンボが決まれば、敵はツガイを失い、裏社会からも追放される運命しか待っていない…

また、離れた場所にある影森家でも、新たな策謀が渦巻いていた。

黒谷家の三男アキオの裏切りだ!

アキオは、黒谷家長女のナツキ、次男のハルオ、影森ジン、そしてガブちゃんと対峙することになった。

第23話「泣く子と悪い子」

裏切り者の刺客黒谷アキオのツガイ「ヤマノカミ」は、ガブやジン、ハルオの猛攻を受け、窮地に陥る。

アキオは、ヤマノカミとの契約を解除し、その身を犠牲にしてヤマノカミを逃がそうとする。

しかし、ガブの怒りは収まらず、アキオは絶体絶命の危機に瀕する。

そのとき、ナツキがツナギ「なもみはぎ」を従え現れ、殺されそうなアキオを助け、ガブを制止する。 

その頃、ユルは新郷のツガイ「風神雷神」の猛威により追い詰められ、危機的状況に直面していた。

第24話「風神と雷神」

第24話「風神と雷神」では、物語が佳境に迫り、新郷ハヤトと影森アスマの対立が明らかになるとともに、アザミちゃん(東村の女の子)や偽アサにも新たな展開が生まれます。

新郷が従える強力なツガイ「風神」と「雷神」は、圧倒的な戦闘力を誇り、ユルが一時的に新郷を人質に受け止めた状況をも一瞬で覆すほど。

ユルの元にデラさんと山賊である東村の刺客(今は仲間)が現れ、形勢は一変!

影森アスマも新郷を裏切り、新郷ハヤトへの復讐心を燃やし、夜桜を使ってユルをこの場から連れ去る。

実は、影森アスマは新郷が自分の母を利用し、冷酷に扱い続けたことに深い憎しみを抱いていたようだ。

また、偽アサとアザミちゃんにも救援の兆しが訪れ、状況を把握したダンジは、狼煙を上げてユルに救援を求めます。

しかし、そこへ現れたのはユルではなく怒りに満ちたアサだった…


引用元:少年ガンガン公式サイト

第25話「刀と弓」

物語は、幼いアサと両親のミネ、ナギサが東村からの逃亡を図るシーンから始まる。

山道で東村関係者に襲われるが、ミネは圧倒的な力で撃退。
ナギサは山から生還すれば東村に見つかる危険性が高まると警戒し、逃げ道を模索する。

場面は現代に移り、ダンジとユルが和解し、人質の偽アサとアザミも無事救出される。

一方、与謝野イワンと左右様の激戦は続き、イワンは巧妙な戦術で応戦するが、ユルの合流で形勢が逆転。

追い詰められたイワンは、ユルの両親を「自らの手で斬り首をはねた」と告白する。
その衝撃的な発言に場の空気は凍りつき、ユルたちの運命に大きな波乱が生まれる。

過去と現在が交錯し、家族の秘密と与謝野イワンの真の目的が明らかになろうとしている。

更に詳しいネタバレ含むあらすじ

双子の両親
物語は過去の回想シーンから始まる。

幼いアサと両親のミネ(父)、ナギサ(母)が東村からの逃亡を図る。

ミネは下界の仲間と連絡を取るため狼煙を上げようとするが、ナギサは「目立つからやめて」と静止する。

山道では東村の追手が襲いかかるが、ミネは圧倒的な強さを見せ、追手を返り討ちにする。

しかし、ナギサは数年ぶりに山から生還すれば世間の注目を集め、東村の関係者にも見つかる可能性が高まると考える。

通常の保護を受けるよりも、逃げ続けた方が安全だと判断したナギサは、必死に新たな逃げ道を模索していく。

人質の救出と和解
一方、現代の物語では、人質となった偽アサとアザミが捕らわれていたが、ついに救援の兆しが見える。

状況を把握したダンジは、狼煙を上げてユルに救援を求めるが、現れたのはユルではなく怒りに燃えるアサだった。

アサは、偽アサとアザミを守るため、自らのツガイ「陰陽」の結界を展開し、二人を中に匿う。

その隙を突いてアサは敵を圧倒し、無事に二人を救出することに成功する。

救出作戦を終えた後、ダンジはユルと再会し、わだかまりを乗り越えて仲直りを果たす。


ユル&左右様vs与謝野イワンの激闘の末…
一方、舞台はイワンと左右様の激闘へと移る。

只者ではない与謝野イワンは、左右様の「右さん」「左さん」の二体を相手に長時間の激戦を繰り広げる。

与謝野イワンは巧みな戦術で応戦し、左右様を翻弄するが、そこにユルが合流。

二体と一人の連携によりイワンは次第に追い詰められていく。

追い詰められた与謝野は、ユルの父と母を斬って首をはねたと衝撃のを事実を口にする!

その言葉に場の空気が一変する。

静寂が訪れ、時が止まったかのような緊張感が漂う。

家族の死の真相が語られ、ユルたちの運命は大きく揺れ動く。

ミネとナギサの過去、与謝野イワンの真の目的、そしてユルとアサの行く末は――
すべてが交錯し、物語はさらに加速していく。

第26話「逃亡者と追跡者」

ユルは与謝野イワンから「両親を自分が殺した」と告げられるが、アサとの約束を胸に冷静さを取り戻す。

イワンは包囲網を掻い潜り、強行突破を図る。

イワンは「精気移転」の能力で、イワンが自分の精気と左さんの精気を交換し、精気を回復させ、この一手で脱出に成功する。

一方、影森アスマは、新郷ハヤトへの復讐に燃えていた。

母の無念を晴らすべく新郷を追い詰めるが、そこにイワンが現れる。形勢逆転の中、イワンはアスマのツガイ「夜桜」もろとも新郷を一刀両断。

さらに風神雷神も斬り捨て、圧倒的な力を見せつけた。

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与謝野イワンの切り札
「黄泉のツガイ」26話「逃亡者と追跡者」では、前回に引き続きユル、デラ、左右様と与謝野イワンとの激闘が続いている。

ユルは与謝野イワンから自分の両親を殺したと告げられ、衝撃を受けつつも、アサとの約束を胸に抱き、心を奮い立たせる。

何とか冷静さを取り戻すユルに対して、イワンは包囲網を掻い潜り強行突破を試みる。

この「ユル&左右様 vs 与謝野イワン」のバトルは必見だ。これまで小凶の小道具的な能力が目立っていたが、今回は大太刀「大凶」の本領が垣間見える展開となった。

前回、イワンが大凶を左さんに突き刺した際、岩のような体を持つ左さんには全くダメージがなく刀を刺さったままにしていた左さん。

しかし、今回はイワンが自らの首に刀をそっと当て、サクッと切り始めるという異様な行動に出る。

その瞬間、左さんの身に異変が生じ、明らかに様子がおかしくなる。

イワンは「精気移転」の能力を発動し、自分のエネルギーと左さんのエネルギーを交換したのだ!

これにより、イワンは精気を回復させ、左さんは戦闘不能に陥ってしまう。

圧倒的な戦術眼と計算された一手で、イワンはその場からの脱出に成功する。

この戦いでは、大凶の新たな能力とイワンの戦略的な立ち回りが強く印象に残り、物語のさらなる波乱を予感させる。

影森アスマの復習
一方、影森アスマは、新郷ハヤトへの復讐心から、今回の抗争に身を投じていたのだった。

母の無念を晴らすべく、新郷に牙を剥くアスマ。

追い詰められた新郷は、風神と雷神の助けを得られず絶体絶命の状況に陥るが、そこにユルたちからの逃亡に成功した与謝野イワンが現れる。

形勢が逆転し、アスマは焦りを隠せない。

ところが次の瞬間、与謝野イワンはアスマのツガイ「夜桜」もろとも神郷を一刀両断し、さらに風神雷神さえも刀で容赦なく斬り捨てたのだった…

第27話「殺し屋と始末屋」

『黄泉のツガイ』第27話「殺し屋と始末屋」では、新郷一派との抗争が終結。

ユルと左右様はイワンの戦術で負傷し、ユルは肩を撃たれ、左右様は右足と左手を切られ、精気を奪われる。
しかし、修復可能な展開もあり、左右様はイワンの匂いを覚え、リベンジを誓う。

イワンはアスマに反撃されるが、戦わずに逃げる。

新たに登場した「峰山」は、女子高生のような女の子だが、異常な能力を持ち、死者をあっという間に始末した。

峰山の登場により、背後に「西の村」という新勢力が浮上してくる。

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負傷したユルと左右様
『黄泉のツガイ』第27話「殺し屋と始末屋」では、新郷一派との抗争がついに終結する。

ユル、アサ、影森家、そしてデラは致命的な被害を免れたものの、与謝野イワンの狡猾な戦術が彼らを追い詰めた。

イワンはデラの銃弾を意図的にかすらせ、角度を変えることでユルの肩に命中させ、ユルの肩は大きくえぐられてしまう。

さらに、左右様にも深刻な被害が及ぶ。
イワンは右さんの左足を、左さんの右手を斬り落とし、さらには「大凶」の能力「精気移転」を駆使し、精気までも奪い取った。

しかし、斬られた腕や足は「ホームセンターの接着剤」で修復可能だという不思議な展開も描かれていた。

大きなダメージを受けた左右様だが、驚異的な嗅覚でイワンの匂いを覚えており、リベンジを誓う。

イワンとアスマ仲間割れ
敵側では新郷が命を落とし、与謝野イワンも右足を負傷し「大凶」の能力使用による反動を受けている。

仲間かと思われた与謝野イワンに影森アスマが急遽斬り掛かるが、イワンも反撃し一撃を入れる。

…がしかし、イワンは左右様との闘いで、かなりの体力を消耗していた為、戦わずして逃げる選択をとった。

この戦いは両者が痛み分けの状況で終わるが、次なる戦いの兆しが垣間見えた。

新たに登場した与謝野イワン側の人物、「峰山(みねやま)」は眼鏡を掛けた女子高生のような外見をしている。

西の村の存在
峰山のツガイはフンコロガシをモデルにした存在であり、東村関係者の遺体を血痕ごと巻き込んで団子状にまとめ小さくして壺に収納するというショッキングな能力を発揮しその場を人間を始末した。

彼女はその異様な能力だけでなく、殺し屋与謝野イワンに対しても一歩も引かないその強気な態度で、ただならぬ存在感を放つ。

二人の会話から、今回の抗争の背後には第3の勢力「西の村」が存在が明らかになる。

東村と影森家に続くこの新勢力「西の村」の存在により、ユルたちの前には新たな展開が待ち受けることになる。

物語の最後のシーンでは、ユルが偽アサとの再会を果たし、偽アサとダンジ(ザシキワラシ)との4人がアサのツガイ陰陽の結界入った。

この出会いが次の局面にどのような影響を及ぼすのかが注目されます。

第28話「ザシキワラシと東村」

ユル、アサ、ダンジ、偽アサ(本名キリ)の4人が陰陽の結界内に残された。

偽アサの正体は、400年前に東村の分家で奉られていたザシキワラシで、田寺ロウエイにより発見され、心を病んだキョウカと契約を結んでいたことが明かされる。
さらに、ユルの両親ミネとナギサが東村の欲望に巻き込まれ、双子の「封」と「解」の力を狙われていた過去も判明する。

偽アサとダンジが「偽物」だと知り、ユルは苦悩するが、共に過ごした時間が本物だったと受け入れる。
アサも「普通の暮らしがしたい」と前を向く決意を固め、ユルは両親を斬ったのが与謝野イワンだと告げられるが、「自分の目で確かめるまでは信じるな」とアサを励ます。

2人は希望を胸に、与謝野イワンとの戦いを決意するのだった。

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ユルの心境
真実が明かされる時、それは残酷な形で心を抉ることがある。

ユルが長年信じて疑わなかった妹と親友が、偽りだったとしたら…。

ユルの心痛は計り知れない…。

陰陽の結界の空間には、アサ、ユル、ダンジ、そして偽アサの4人だけが残された。

アザミはデラたちのいる場所に戻され、右さんの姿を見て気絶してしまう。

キョウカさんのツガイである「ザシキワラシ」ダンジの相方、偽アサの本当の名前はキリだった。

ザシキワラシの過去
そして、ザシキワラシが真実を語り始める。

400年前、東村を中心に枝城として存在していた小さな集落の一つで奉られていたザシキワラシ。

主は何人か変わったが皆優しく、その集落が大好きだったと話すザシキワラシ

主が関ケ原の戦いに赴く際、契約を解除し、戦から戻ったら再び契約を結ぶ約束をしていた。

しかし、東が勝利したと噂されたにもかかわらず、主は二度と戻らなかった。

長い年月が流れ、田寺ロウエイが古い言い伝えを元にザシキワラシを探し出し、心を病んでいたキョウカと契約させた。

ザシキワラシを見たヤマハおばぁは、キョウカを本丸で働くように誘う。

本丸で仕事をするようになって間もなく、ユルの母ナギサが村に迷い込んだ。

ユルの父ミネとナギサの間にユルとアサの双子が生まれると、村の大人たちの目つきが一変した。

双子の「封」と「解」の力を手に入れ、東村の覇権を握ろうと企む者たちの欲望が渦巻く中、山賊の襲撃が始まった…

ユルとアサの新たな決意
ザシキワラシの話を聞くうちに、ユルは胸中に揺るぎない思いを抱く。

両親が村を去って10年、ユルの心を支えていたのはダンジとキリの存在だった。

彼らは偽物であったかもしれないが、共に過ごした日々は偽りではない。

両親に置き去りにされた中で友人と妹がいたからこそ、ユルは孤独を乗り越えられたのだ。

そのため、たとえ真実が幻であったとしても、もはや二人を責めることはできないと決意する。

一方、アサも複雑な感情を抱えながらも、「普通の暮らしがしたい」と言葉にする。

過去に囚われるのではなく、前を向いて生きていきたいと、彼女は心に誓うのだった。

そして、アサはユルに与謝野イワンがミネとナギサを斬ったと告げられたことを明かす。

しかし、自分の目で確かめるまでは信じるな、と励ますユル。4人で普通に笑って暮らすことが、彼らの願いだった。

真実が明らかになり、裏切りの痛みに苦しむユルとアサ。

しかし、彼らは希望を捨てない。

普通の暮らしを取り戻すために、二人は力を合わせて与謝野イワンと戦う決意をするのだった。

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第29話「影森兄弟と黒谷姉弟」

ユルとアサは結界内で会話し、アサはユルの傷を心配して影森家への訪問を勧めるが、ユルは影森家を疑い拒否。

回想では、新郷イオリが金烏玉兎と契約する経緯や家族に避けられる苦悩が描かれる。

デラたちはアザミの扱いを議論し、東村では成人後、村の秘密が明かされると下界に降りる者がいると判明する。

ユルたちは結界を出て影森家へ向かい、アキオとイワンの関係を探る。

アキオは無痛症やネットで出会った母親らしき人物に影響を受けたらしい。

アキオのツガイ「ヤマノカミ」の回収中、「山風」が大爆発を起こし、兎とえっさほいさの運命や「谷風」の行方が次回の焦点となります。

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アサと影森家の関係
第29話は、陰陽の結界内にいるユルとアサの二人きりのシーンから始まる。

2人はユルの肩のケガの話をしている。

アサはユルがライフルで負った肩の傷を心配し、影森家の桜沢先生に診てもらうことを提案する。

ユルは影森家を信用していないから行くことを拒むので、アサは影森家の人々が良い人たちだと力説する。

アサを東村の追手から助けてくれたのは御館様とジンさんだった。

長男の影森ヒカルはアサが将来普通の生活ができるように漫画の技術を教えてくれる人

次男の影森アスマは笑みが胡散臭く、物騒なことばかり言うが嘘はつかない人。

三男の影森家ジンは影森家を守るために自ら汚れ役をかっているひとクソ真面目な人。

また、アスマはアサやユルが狙われ続けるなら、一回死んで力を手に入れて自分のことを守った方がいいという考えを持っている。

ゴンゾウとイオリの出会い
場面変わり、影森ゴンゾウの過去回想シーン。

ゴンゾウを乗せた車が夜の山奥の山道を静かに走る。大きな橋の中ほどまでいったところでゴンゾウは運転手に車を止めさせた。

橋の上に「夜桜」のツガイを連れた女性(新郷イオリ)が見えたからだった。

ゴンゾウはイオリがツガイを連れていることを話すと、イオリは自分に声をかけたゴンゾウを見つめ、その目には驚きと戸惑いが浮かんでいた。

イオリは、ツガイの存在を否定せず、普通に話してきたゴンゾウの言葉に触れると、彼は突然泣き崩れたのだった。

橋の下にはもう一体のツガイが隠れるように潜んでいる。
イオリの「朝霧」だ。

実はイオリは、新郷家で蔑まれ、生きる希望を失っていた。

以前に自殺しようと山に入った際、手首を切ったその瞬間、金烏玉兎の本尊と出会い、偶然にもツガイとの契約が結ばれてしまった。

しかし、姿が見えない朝霧と夜桜は、周囲から変人扱いされた。
ツガイの姿を見せても、化け物に取り憑かれていると疎んじられた。

ツガイの「夜桜」からは、新郷ハヤトとの縁を切るよう言われ、居場所を失っていたのだ。

そんなイオリを、ゴンゾウは影森家に来るよう誘った。

それは、イオリにとって、新たな希望の光となった。

影森兄弟と黒谷姉弟のそれぞれの想い
場面はユルとアサたちがいる場所に戻る。

デラたちはアザミの扱いについて議論を進める。

東村では、大人になるとユルとアサの秘密が明かされ、村のやり方に賛同できない者は下界に降りてくるというのだ。

ユルたちは結界を出て合流し、アキオとイワンの関係を探るべく影森家に向かうことを決めた。

影森家でハルオは裏切り者アキオを助けたいと言うが、ジンは「御館様が許すはずがない」と即答する。

ナツキがアキオに理由を問うと、アキオは無痛症でネットで親と思われる人物に出会い、その影響を受けたことを明かす。

アキオのツガイ「ヤマノカミ」をハルオのツガイ「兎」と影森家使用人の「えっさほいさ」が回収に行くとヤマノカミの「山風」が、突然大爆発を起こす…

兎とえっさほいさの運命は⁈残った「谷風」の行方は⁈

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第30話「情と理」

山風と谷風はなにかに寄生されている。

谷風の本尊がみんなのいる医務室に向かう。
山風に続いて今度は谷風が医務室の入口で爆発した。

主である立川マコトを守るために、みどりさんはアキオの拘束を解いたためアキオの逃亡を許ししまう。

一方、ユル達の現場では、とうとうユルの体力の限界がきて倒れてしまう。
ユルはデラに連れられて自宅に隠れることになった。

アキオが屋敷を出て駐車場に行くと、西ノ村陣営の母が迎えにきていた。

ある部屋に集まっている4人の西ノ村の男たちが、東ノ村との決戦に向けた密談を行い、リーダーが「西ノ村の勝利」を断言した!

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山風と谷風の悲劇
山風と谷風は何かに寄生されているようだった。

ハルオのツガイである「うさちゃん」と「えっさほいさ」がアキオのツガイの本尊の回収作業を行っている最中、山風が突如として大爆発を起こした。

うさちゃんが飛び出してえっさほいさを抱きかかえて守ったので、辛うじて命を取り留めたが、周囲を確認すると谷風の姿が見当たらなかった。

急いで医務室に向かったうさちゃんとえっさほいさは、予想通り谷風が医務室の入り口に現れているのを目撃する。

その状況を察知したうさちゃんは、周囲の皆に身の安全を確保させ、えっさほいさが体を張って谷風を投げ飛ばした。

その瞬間、再び大爆発が起こったが、医務室の中にいた皆は無事だった。

うさちゃんの分析によると、山風や谷風に寄生していたのは宿主を利用して自爆攻撃を行う粘菌のような存在であり、ツガイ本体の気配は全く感じられなかったという。

どうやら分離可能なタイプの特殊な存在であるらしい…

一方、医務室では緊張が走る出来事が発生していた。

アキオを監視していた立川マコトのツガイの「みどりさん」が、彼女を守るために、アキオの拘束を解いてしまい、その隙にアキオが逃走を果たしたのだ!

ユル倒れる
倉庫にいたユルたち一行は戦いの現場を片付け、影森家に戻る準備を整えていた。

そこにゴンゾウに電話が入り、アキオが逃走したという知らせが届く。

山を降りた後も続いていた戦いや緊張の連続により、ユルはついに体力の限界を迎え、その場で倒れてしまった。

状況を確認したデラはユルを連れて自宅に戻ることを決意する。

ユルと別れる際、アサは悲しみを隠しきれず、涙を流しながらその場を後にした。

アキオの行方と西ノ村の陰謀
場面は、アキオの影森家からの逃走シーンに変わる。

アキオが影森家の屋敷を出て駐車場に向かうと、そこで待っていた母親に迎えられる。

彼女は優しい態度でアキオに接してはいたが、その正体は西ノ村陣営の一員だった。

西ノ村のミーティング
その後、見知らぬアジトのような場所にて、西ノ村陣営の4人の男たちが集まり、何やら密談が交わされていた。

緊迫した空気の中で行われる議論は、西ノ村の未来に向けたものと思われる。

やがて議論の終わりを告げるように、リーダーと思しき男が力強い声で西ノ村の勝利を断言する。

その確信に満ちた言葉には、東ノ村との決着をつける覚悟と、仲間たちを鼓舞する強い意志が込められていた。

こうして物語は、西ノ村が新たな戦いへの準備を進めるという、不穏な余韻を残して物語の幕を下ろす。

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第31話「東村と西ノ村」

大怪我を負ったユルはデラの手当てを受け静養する中、デラがザシキワラシや奇妙なツガイを連れ帰り、段野家は賑やかに。

影森家ではアキオに命を奪われた庭師・川井の死に悲しみが漂い、ヒカルは自身の態度が原因だったのではと悩む。

一方、アサも落ち込むが、ガブちゃんに励まされる。

ハルオのツガイ兎は人間の裏切りを嘆き、ハルオは無力さを感じる。

アキオのツガイ「ヤマノカミ」に寄生していた謎のツガイや「西の方のツガイ」という言葉がゴンゾウの関心を引き、滅んだ西ノ村や干ばつとの関連が示唆される。

全国的な水不足の報告を受け、ゴンゾウは新たな謎に迫ろうとする。

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傷癒えたユル、新たな決意を固める
肩に大怪我を負い、疲労困憊のユルは自宅に戻り、デラの手厚い治療を受ける。

ハナは、ユルを心配し「とにかく休んで」と促すが、ユルは申し訳なさそうにみんなに謝罪する。

そんなユルに対して、ケンは「ツガイも人も、一人では生きられないんだ」と優しい言葉をかけ、左右様も「早く治してイワンを捕まえにいくぞ」と励ました。

一方、デラは新たにアザミを引き取るとともに、ザシキワラシの一対や犬を主とする宇宙人のようなツガイも保護し、家族として迎え入れることに…

さらに、東京観光を終えたオシラサマも帰宅し、段野家は一層賑やかになる。

そんな中、ユルは心の中で与謝野イワンへのリベンジを誓い、食事をしっかりとり、薬を飲んで体力を少しでも早く取り戻そうと努力する。

夜、ベランダで二人きりになったハナとデラ。

ハナは扶養家族が増えて面倒くさいとぼやくが、デラは静かに、ユルに死んでほしい派?と尋ねる。

これは、ユルが「封」の力を得る資格を持つものの、その力を手に入れるには一度死ぬ必要があり、確実に蘇生できる保証がないからだ。

ハナは「子供は嫌いだけど、子供の人生を踏みつけて利用する大人は死んでほしい派だよ」と答える。

その言葉には優しさかつ強い信念が宿っており、デラは感嘆する。

二人はユルの未来を守るため、互いに支え合うことを誓った。

悲しみ漂う影森家、裏切りへの怒り
翌日、影森家では、裏切り者アキオによって命を奪われた庭師・川井の霊前に深い悲しみが漂っていた。

黒谷フユキはツガイ「ブラックリスト」を使い、逃走を図ったアキオを追い詰めたが、その際に川井のツガイも殺されてしまったことが確認される。

特に影森ヒカルは、父ゴンゾウの不寛容な態度がアキオを追い詰めたのではないかと問い詰めるが、ゴンゾウは答えをはぐらかす。

その様子を見ていたガブちゃんは「裏切り者は自分たちの居場所を壊そうとする敵だ。絶対に許せない」と断固たる態度を示した。

アサは仲間を悼み、ゴンゾウは謎へ挑む
川井の死に責任を感じていたアサは、自分を責め続ける。

しかし、ガブちゃんは、アサのせいじゃないと彼女を優しく慰めた。

その場にいたハルオのツガイのうさちゃんは、人間の裏切り行為に心を痛め、なぜ人間は仲間を裏切るのかとつぶやく。

その言葉に心を揺さぶられたハルオは、自分の無力さを嘆く。

アキオのツガイ「ヤマノカミ」に寄生されていた存在の正体は謎のままだ。

兎の「西の方のツガイ」という発言がゴンゾウの心に引っかかる。

滅びたはずの西ノ村、そして全国的な干ばつ――これらが深い繋がりを持っているのではないか。

ゴンゾウは新たな謎に挑む決意を固める。

折しも全国的に晴天が続き、西日本ではダム水位の大幅な低下が報告され、事態はさらに不穏さを増していく。

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第32話「墓掘りと掃除屋」

段野家のユルは、悪夢にうなされ、深い眠りから覚めた。

一方、影森家のアサもまた解を手に入れた直後の出来事を夢見て心を痛めていた。

影森ジンは、寄生ツガイに関する情報を必死に探していたが、データベースには何も見つからなかった。

そんな折、東村の関係者を集めるという謎のメールがハナとデラに届き、ハナは招集に応じる。
集まったのは、「封じ」と「解」を手に入れ、東村を支配しようとする野心的な集団だった。

その場にいたハナのツガイ二狼がツガイの本尊が入った袋を発見し、口に咥え皆の所へ持ってきたと同時に、ツガイの本尊が、西ノ村の椥辻(なぎつじ)によって爆発させられる。

ハナは、二狼の助けにより危機一髪で難を逃れ、死体処理に駆けつけた峰山の背後を取り、声をかけたところで物語は終わる。

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ユル皆に励ますされ復活
段野家のユルは、肩の大怪我のせいで眠り込んでいたが、悪夢にうなされ、深い眠りから覚めた。

少年時代に犯した殺人の記憶が、夢の中で鮮やかに蘇り、ユルを恐怖に陥れたのだ。

そんなユルを、同じく傷を負っていた左右様は優しく見守っていた。

「元気になったか?」左右様の温かい言葉に、ユルは照れながら「お…おぅ、ありがとう」と答えた。

その後、ケン、デラ、ハナちゃんも、アザミちゃん、キリもダンジもオシラサマ達も二狼、虎鉄もみんなが「大丈夫?」と声をかけられたユルは、どこか温かい家族を感じ、ユルは歯がゆいようなこそばゆいような感じになっていた。

ハナちゃんはユルに電子辞書を渡したことで、ユルは自らわからない単語を調べることが出来るようになる。

アサも皆に励まされ復活
一方、影森家のアサもまた、過去、「解」を手に入れた直後に刺客を殺してしまった夢見て、心を痛めて目が覚めた。

アサもユルと同じように、みんなに心配されて家族のありがたみを感じていた。

影森ジンは、寄生ツガイに関する情報を必死に探していたが、データベースには何も見つからない。

また、ジンは裏切り者アキオの事件に心を乱された黒谷姉弟を気遣い、3人で酒を酌み交わす時間を与えた。

東村の山賊の集まり
そんな折、デラとハナの携帯に東村の関係者を集めるという謎のメールが届き、ハナは招集に応じた。

集まったのは、「封じ」と「解」を手に入れ、東村を支配しようとする野心的な集団だ。

そのリーダーである社長は、自身が東村の主導権を握ると宣言する。

皆がまずはデラを探しだすぞと息巻いていると、その場にいた犬のツガイ、二狼が布袋に入ったソフトボールくらいの大きさのツガイの本尊らしきものを2個発見し、口で袋ごと咥えて皆のとこまで引きずってきた。

と、その瞬間…西ノ村の椥辻(なぎつじ)によって爆発させられる。

ハナは、二狼の助けにより危機一髪で難を逃れ、死体処理に駆けつけた峰山の背後を取る。

そして、峰山に「学生さん?なんでこんな時間にこんなところうろついてんの?」と声をかけたところで物語は終わる。

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第33話「火と水」

ハナは峰山が敵側だと主張し追い詰めるが、峰山は否定。

戦場には生き残った東村の社長や山賊が現れ混乱が拡大。

絶体絶命の中、峰山が呼び出した醍醐は特殊なツガイを従え、戦局を掌握しようとする。

戦いは東村と西ノ村の全面対決へ発展。

東村の社長は強力なツガイ「災神」を操り醍醐に挑むが、西ノ村の醍醐のツガイの能力で攻撃が反射され苦戦。

ハナが戦場に飛び込もうとした瞬間、謎の男が現れハナの前に立ちはだかる。

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ハナとアンナ
相棒の危機に駆けつけた虎鉄の知らせを受け、ユルたちは爆発現場へ急行しようとするが、デラが落ち着くよう促す。

爆発現場では、峰山アンナとハナが対峙していた。

ハナは峰山が同じ「ツガイ仲間」だと見抜き、容赦なく追い詰める。

峰山はそれを否定するが、二人の間には見えない力が渦巻いていた。

その緊迫した状況に、生きていたリーダーの社長と山賊さんが加わり戦況はさらに混迷を極める。

醍醐のサドマゾ登場
絶体絶命の危機に、峰山は西ノ村側の肉体派の醍醐を呼び出す。

醍醐は、特殊な能力を持つ生物、ツガイを従え、戦場を支配しようとする。

一方で、この激しい戦いの最中にと西ノ村のリーダーらしき人物の御稜とイワンのいかつい男二人がどこか間抜けな日常の食事シーンが挟み込まれ、緊張と緩和の絶妙なバランスが物語に深みを与えている。

戦いは、東村内部の抗争から、東村と西ノ村の全面対決へと発展していく様相だ。

醍醐は、殺意を持つ者しか相手にしなかった。

そのため、ハナや二狼は標的から外れる。

一方、東村側のリーダー格である「社長」は、水と火を操る強力なツガイ「災神(さいじん)」の「雫(しずく)」と「篝(かがり)」を従え、醍醐と激しい戦いを繰り広げる。

しかし、醍醐のツガイの能力は相手の攻撃をまるで鏡のように跳ね返し、攻撃してきた者を翻弄する。

東村勢は次第に追い込まれ、ついにハナが自ら戦場へと飛び込もうとする。

その直後、顔に黒い布を巻きつけ、萌えTシャツを着て、眼鏡越しにこちらを見つめる謎の男が現れた。

その人物は、ハナのことを知っているようで、彼女の前に立ちはだかる。

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第34話「萌えT男とジャージ女」

第34話では、田寺ロウエイが登場し、波久礼ヒカルのアニメTシャツを着た滑稽な姿で現れるが、その戦闘能力は本物。

ロウエイは、醍醐のツガイ「サドマゾ」の能力に苦しみつつも、しなやかな身のこなしで戦う。

ハナは冷静に頭良く戦い、東村側が徐々に有利に。

西ノ村はこれ以上情報が得られないと判断し撤退。

戦闘後、ロウエイとハナは腹の探り合いをし、それぞれ別れた後、ハナは峰山アンナから抜き取っていた生徒手帳の情報から峰山アンナが通っている高校前で待ち伏せします。

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田寺ロウエイ登場
まず目を引くのは、田寺ロウエイの登場シーン。

顔を黒布で覆い、メガネのみが見える風貌に「プリきゅん☆マミたん」のアニメ第一期バージョンが描かれた萌えTシャツを身につけた彼の姿は、異彩を放っている。

影山ヒカル(波久礼ヒカル)が手がけた「プリきゅん☆マミたん」は、周囲にその名を知られており、波久礼先生の人気がうかがえるシーンでもあります。

一見ふざけた出で立ちのロウエイですが、その実力は圧倒的!

デラの父でもある彼は、軽やかな身のこなしで敵の攻撃を次々とかわし、巧みに攻撃を繰り出していく。

しかし、ロウエイの攻撃をことごとく防御するのが、醍醐(だいご)のツガイたち!

このバトルの鍵を握る存在として、醍醐のツガイが立ちはだかる。

醍醐のツガイ「ドM」と「ドS」
これまで能力が謎に包まれていた醍醐のツガイが、ここでその能力を明らかにする。

その名も『サドマゾ』。

一見、ふざけた名前に思えますが、このツガイの実力は侮れない。

『サドマゾ』は、「ドM」と「ドS」という二つの存在から成り立っており、驚きの能力を持っている。

この2体で成り立つツガイ『サドマゾ』は、名前こそユーモラスだが、「ドM」が攻撃を吸収し、「ドS」がそれをコピーして反撃するという強力な能力を持っており、ツガイの中でも最強クラスなのだ。

しかも醍醐自体が素手で戦闘系ツガイとまともに張り合える攻撃力をもっていて、攻撃を屁とも思わない人とツガイの最強コンビ!

ロウエイは、どのように対応するのか?

ハナちゃんの参戦!その実力は?
ロウエイはどうするのか?と思ったら…ロウエイではなくハナちゃんが「ドM」ではなく「ドSに」直接攻撃!

続いて二狼もガスガスガスガスと攻撃!

ハナちゃんの予想通り「ドS」を攻撃してもカウンターは来ません!

ハナちゃん「ドS」をガツガツ殴る殴る!つ、強すぎる…

東村の優勢と西ノ村の撤退
バトルが進むにつれて、ロウエイとハナちゃんのコンビが戦いの主導権を握っていく。

ロウエイの巧みな動きと、サラッと強いハナちゃんの連携によって、東村側が優勢に!

一方、西ノ村側は、ここで無理に戦いを続けることは得策ではないと判断!

ユルの情報が十分に得られない以上、無駄な戦いを避けるために撤退を決める。

この撤退の判断も、西ノ村の冷静さを示す一面なのであろう。

ロウエイとハナも無駄な追撃はせず、次の作戦を冷静に見据える姿は、戦いのプロと考えよう。

お互い無駄な戦いを避け、冷静に次の一手を考える様子が描かれており、バトルシーンの緊張感が一層高まってくる。

田寺ロウエイの狙い
なぜこの場にロウエイが現れたか?と山賊くんが尋ねるとロウエイは君のネットに10年前から侵入していて集会があると知ったからと、しれっと答える。

ハナちゃんはロウエイに醍醐たちは何者か尋ねると「影森とは完全に別口だと」承知していたかのように断言する。

さらにハナが「ユルの両親については?」と探りを入れるが、ロウエイは「さぁ?」と一言でかわすのみ!

ハナちゃんは、ロウエイがユルを狙っている可能性を観察しつつ、自分たちの情報は一切明かさない慎重な姿勢を保つ。

ハナちゃんの行動と次回への期待
しかし、ハナちゃんは一仕事を残していた。

それは、峰山アンナ(みねやまアンナ)が通う高校の校門前で彼女を待ち伏せすることだ。

峰山が身元バレした理由は、ハナちゃんが見事に峰山の生徒手帳を抜き取りに成功していた。

ここから次回、どのように峰山との絡みが展開していくのかが非常に楽しみなところです。

ハナちゃんの巧妙な手口と、敵に回すと厄介なキャラクターであることが、このシーンでしっかりと示されています。

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第35話「死と再生」

第35話「死と再生」では新たなデラの過去や西ノ村の情報が次々と舞い込んでくる重要な回となっています。

かつて傭兵だったデラは、過去のツガイとの死別を引きずり、新たなツガイとの契約を拒んでいた。

一方、ハナは西ノ村のスパイ・峰山と接触。峰山は、ツガイ「魂コロガシ」を使い死体処理を行っていること、東村の集会での爆発は「椥辻」という名の男の仕業であると明かす。

西ノ村ではリーダーの御陵が、椥辻、アキオ、アキオの母親と共に暗躍。
アキオは「魂コロガシ」が生み出す新たなツガイを与えられ、全てを踏み潰せる力を欲する。

同時に、影森アスマは行方不明者の遺骨を探すため田寺家の隠れ家を訪れるが、待ち構えていたのは田寺ロウエイ!
アスマは人質にされ、そこへデラが現れ、物語はさらなる波乱を迎える。

更に詳しいネタバレ含むあらすじ>>

デラの過去とツガイ
段野家では、デラとケンの兄弟、そしてユルが、デラの過去について語り合っていた。

デラはかつて、金のために海外の戦場を駆け巡る傭兵だったのだ。
そこで、彼は命を落としかねない重傷を負うが、ツガイの力によって一命を取り留めたという。

しかし、そのツガイは、デラを守るために戦場で命を落とした。

デラにとって初めてのツガイ契約であり、深い未練が残っていた為、それから、デラは新たなツガイとの契約を避けてきている。

そして日本に帰ってきた10年前、デラの父親・ロウエイに、「番小者(ツガイコモノ)」の仕事を押し付けられた。

ユルは電子辞書で「番小者」を調べると、馬や輿の先に立ち、随行する二人を指す言葉だと知る。

ハナと峰山
一方、私立百目鬼女子高等学校3年3組に所属する峰山アンナに会いにきたハナはファーストフードにいた。

峰山は死体処理の仕事を嫌々やっているわけではなく、お金欲しさバイトでやっていると明かす。

ハナは、峰山が誰から依頼されバイト代をもらっているのかを白状しないと、バイト禁止の百目鬼女子の学校にバラと脅す。

峰山は、あっさりと与謝野イワンからバイト代をもらっていることを打ち明け、さらにイワンのツガイ「マガツヒ」の能力についても暴露する。

マガツヒは、空間を斬って人を入れ替えたり、精気を奪い移したりできる置換系の能力を持つという。

与謝野イワンの情報を与えたところで、イワン様には勝てるはずがないと思っているぐらい峰山はイワンに陶酔しきっていた。

また、ハナは倉庫で爆発したツガイについて尋ねると、峰山の表情は一変し、筆談で答える。

表向きは、たわいもないことを話してしているように聞こえるが、裏の筆談では犯人は椥辻(なぎつじ)という男のツガイで、ツガイに寄生させて爆発させるらしい、峰山のツガイも寄生されているので殺されたくなくことを筆談でやり取りしている。

最後にハナが峰山にバイト代を聞くと西ノ村に心から寝返りたいと思い、それと同時に二狼が寄生されていないことを確認し安堵する。

西ノ村の面々
場面は西ノ村に移る。

御陵、椥辻、アキオ、そしてアキオの母は、御陵の飲食店で集まっていた。

椥辻は案の定、峰山とハナの会話を盗聴していたが、峰山の機転が利いて新たな情報は得られなかった。

アキオの母は、自らがアキオを影森家に捨てたにもかかわらず、アキオには生まれてすぐに旦那に取り上げらて捨てられたと嘘をつくとんでもない毒親だった。

ツガイとの契約が無くなったアキオに対し母親は、峰山のツガイ『魂コロガシ』の作った肉団子の入った沢山のツボの前にくると、新たなツガイをプレゼントすると言い出す。

『魂コロガシ』の最も優れている能力は、オスの「タロウ」が死体で肉団子を作りメスの「ヒメ」がそこに卵を産み、肉団子の中で産まれた幼体は肉団子を食い成長すると新たなツガイとして出てくるところだったのだ。

このツガイは新世代のツガイなので古い伝承のツガイとは違って黒谷フユキの『閻魔帳(ブラックリスト)』にも載っていない。

アキオは世界の何もかも踏み潰せるような大きいツガイが欲しいと要望した。

影森アスマの田寺家隠れ家への突入
場面は、影森家の墓へと移る。

ゴンゾウとアスマは、イオリに線香をあげ、新郷ハヤトの死を報告する。

そして、アスマは田寺家のかくしねぐらへの入り方がわかったので、行方不明の者たちの骨を拾いに行って墓を作ってあげたいと告げる。

ゴンゾウは兵は多めに連れていけとアスマを送り出す。

アスマが兵隊を率いて、迷わないよう正確に順序良く進むと田寺の隠しねぐらに辿り着いた。

すると突然ツガイの気配が強くなり一面煙だらけになり気が付くとアスマは田寺ロウエイに後ろからバックチョークを技を極められ喉元にナイフを突きつけられていた。

そこへデラが訪れて来て物語は幕を閉じる

第36話「親父と息子」

影森アスマと影森の部隊は行方不明者の遺骨を探すため田寺家の隠れ家を訪れるが、霧状の攻撃を受け、アスマはロウエイに拘束される。

だが、ロウエイの息子デラの仲介で敵意は和らぎ、アスマが遺体回収のために来たと判明する。

さらに、ロウエイがアスマの兄・影森ヒカルのファンだと知り、二人は意気投合する。

一方、田寺親子とアスマは、新たな脅威“西ノ村”に対抗するため、敵同士だった関係を超え協力を決意する。

更に詳しいネタバレ含むあらすじ

敵から“同志”へ
影森アスマと影森の部隊は行方不明者の遺骨を探すため田寺家の隠れ家を訪れていた。

霧のような不気味な物体が周囲を包み込み、視界が一瞬でゼロに。

アスマはこれをツガイの攻撃だと察知し警戒を強めたが、次の瞬間、背後から不意を突かれバックチョークを極められる。

アスマのツガイ「朝霧」が蛾の大群を放って反撃するも、ロウエイの火炎放射器で一掃され、アスマは完全に制圧された。

ロウエイは相手が影森アスマだとわかるとバックチョークを極め喉元にナイフを当てたまま家の中に引きずり込む。

そこへ田寺ロウエイの息子のデラ(田寺リュウ)が現れる。

ロウエイはデラにアスマと知り合いかと尋ねるとデラは、知り合いだが、友達でも敵でもないと答える。

デラの説明を受けたロウエイは、アスマが田寺家を害する意図がないことを理解し、彼の拘束を解く。

アスマは、自分が仲間の遺体を回収するために来ただけだと告げるが、ロウエイはすでにその目的を察していた。

わざと気配を感じさせたのも、縄張りを守るための“威嚇”だったと語る。

ただし、縄張りの中で好き勝手されるのは我慢ならないと、ロウエイは厳しい態度を崩さない。

そのやりとりの中、アスマの視線がロウエイのTシャツへと向けられる。

そこには見覚えのあるキャラクターがプリントされていた。

そのTシャツのデザインは、波久礼ヒカル(影森ヒカル)が手がけた「プリきゅあ¥ん☆マミたん」のキャラクター。

アスマはそのデザインに気づき、内心で驚く。

ロウエイは波久礼ヒカルの作品に対して熱い想いを持っており、作品へのリスペクトを隠そうともしなかった。

さらに、アスマが波久礼ヒカルの正体が自分の兄・影森ヒカルだと明かすと、ロウエイの態度が一変する。

これまでの敵対的な雰囲気は一気に消え去り、二人は波久礼ヒカルの作品に関するガチのファントークを繰り広げることになる。

キャラクターの魅力からTシャツのレア度、限定グッズの入手方法に至るまで、話題は尽きることがない。

かつて敵同士だった二人が、今では“推し”を語り合う同志へと変わっていったのだった。

ロウエイは、デラに「人生を潤す推し活」を勧めるが、デラの“推し”はまさかの競馬だった。

馬への熱い想いを語るデラに、ロウエイは呆れつつも笑みを浮かべる。

人気漫画家の影森ヒカルの過去
場面は影森ヒカルの作業場へと移る。

立川マコトが掃除を終えると、ヒカルは過去の苦闘を語り出した。

売れない時代、ネタを絞り出し、腰を壊し、痔を抱えながらも作画を続けた日々。

誰にも評価されず、自分の存在が世の中から消えているように感じたと振り返る。

実家の影森家を継ぎたくない一心で奮闘したが、漫画は打ち切りの連続。

そんな折、幼いアサとガブが「続きが読みたい」と言ってくれたことが心の支えとなった。

彼女たちの笑顔を見たヒカルは、ハッピーエンドの漫画を描こうと決意。

それが転機となり、現在の成功に繋がったのだ。

ヒカルは立川マコトにも「カタギに戻れ」と助言するが、マコトは「稼がなきゃ」と軽く受け流す。

囚われ者の決意
マコトが作業場を後にし、庭を歩いていると、影森家の襲撃に加わった羽村ケンイチと出会う。

ケンイチは、裏切り者の黒谷アキオに殺された庭師の代わりに庭の手入れをしていた。

二人は影森家の恐ろしさを語り合いながらも、マコトは家族のため、ケンイチはギャンブルの資金を得るため、影森家で働き続ける決意を交わす。

下界のルールは難しい
場面はユルの自宅である段野家に移る。

田寺ケンはデラが父さんと合流できたか心配していると、ユルがベランダから一羽の鳩を掴んで戻ってきた。

下界には鳥獣保護法があるため、ケンはユルの行動を厳しく咎める。

ユルはケンとロウエイが再開できたら鳥鍋で祝おうとしたらしい…それを聞いたケンはお気持ちだけ頂きますと話しニコッと微笑んだ。

敵同士の共闘、運命を揺さぶる選択
場面は再び田寺親子の語らいへ。

デラは、腹違いの弟ケンの母親が亡くなり、段野家が彼を保護していると報告する。

ケンが父・ロウエイに会いたがっていることを伝えると、ロウエイは「そうか」とつぶやき、わずかに肩を落とす。

ロウエイは、デラが東村を裏切り、ユルを連れて逃げている理由を尋ねる。

デラは、ユルには“普通の人生”を送らせてやりたいと答える。

それを聞いたロウエイは、「親子揃ってアホだな」と笑い声を上げるが、その目にはどこか温かさが宿っていた。

話題は変わり、デラは昨夜の東村の産業倉庫の爆発についてアスマに尋ねる。

集会中の倉庫が爆破され、数名がミンチにされた事件だが、影森家が関与しているのではないかと疑う。

しかしアスマはその件について何も知らなかった。

デラは続けて、爆発は「椥辻」という男の仕業であり、ツガイに寄生させて自爆させるという手口だと語る。

アスマはその名に聞き覚えがあった。影山家も同様の手口で爆発に巻き込まれたからだ。

さらに、与謝野イワン、御陵、醍醐といった名前も話題に上がる。

これらの人物はどうやら「西ノ村」の関係者らしいとデラは推測する。

その場の沈黙を破るように、アスマは田寺親子に思い切った提案をする。

お互い長い間、殺し合ってきた敵同士だが、今はその恨みを一旦置いて、影森家と東村が手を組み、新たな脅威である“西ノ村”に対抗するというものだ!

“敵”から“同志”へ、抗うべきは共通の宿敵か、それとも運命そのものか…

運命の選択は今、彼らの手に委ねられようとしているところで第36話は幕を閉じる。

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「黄泉のツガイ」最新話のネタバレあらすじ感想
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「黄泉のツガイ」ネタバレあらすじ全話まとめ!感想

『「黄泉のツガイ」ネタバレあらすじまとめ!』では、黄泉のツガイの壮大な物語を簡単ではありますが、全話のネタバレあらすじを紹介させて頂きました。

ユルとアサの運命、そして黄泉の秘密が明かされるにつれて、物語はますます深みを増していきます。

今後も「黄泉のツガイ」の新たな展開に期待しつつ、これまでの物語のネタバレあらすじを振り返り、考察を楽しんでいきましょう。

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