『黄泉のツガイ』第3話「デラとハナ」のネタバレあらすじ感想!
今回は荒川弘さんの最新作『黄泉のツガイ』の第3話「デラとハナ」のネタバレあらすじをお届けします!
第3話では、ユルと左右様が初めて社会社会に触れ、その戸惑いや新たな出会いが描かれます。
物語はさらに奥深く、さらに新たな伏線が張られ、家族と仲間の絆を軸に、物語の核心へと向かう展開に期待がかかります。
ネタバレを含むあらすじを通して『黄泉のツガイ』第3話の魅力を探っていきましょう。
『黄泉のツガイ』第3話「デラとハナ」のネタバレあらすじ
ガンガン3月号では、「黄泉のツガイ」の第3話「デラとハナ」が掲載!
— 少年ガンガン (@shonen_gangan) February 12, 2022
村を脱したユル一行は、車に乗って逃避行!
ユルが触れる初めての下界は驚きしかなくて…!?
謎多きツガイの存在が語られる大注目の最新話です!#少年ガンガン #荒川弘 #黄泉のツガイ pic.twitter.com/bmjelOi8uN
今回は「黄泉のツガイ」の第3話のネタバレあらすじと感想を書いていきます。
前回第2話のネタバレ・感想はこちらからどうぞ!
第3話に登場する主なキャラ
キャラ | 特徴 |
ユル | 山奥の村で暮らす、妹想いの少年。 野鳥を狩るのが得意。 |
アサ | ユルの双子の妹。 村の奥にある牢の中で「おつとめ」を果たしているというが…。 |
アサ(?) | 突如アサを襲い、ユルを迎えに来た謎の女性。 自らを「アサ」と名乗る。 |
ガブ |
謎の軍団のひとりでツガイ使いの金髪少女。 |
デラ | 東村に出入りする行商人だが、その正体は村と外界の連絡役である『番小者』の男性。 通称“デラ”。 |
ハナ | 村の番小物の女性。デラの後輩にあたる。 下界でユルらを助けるため、デラらと一家を装う。 ツガイは、前虎後狼(虎徹と二狼)で、情報収集に長ける。 |
ジン | 任務で東村を襲撃した部隊の責任者。任務の実務面を司る。 ツガイは、掃除屋(愛ちゃんと誠くん)何でも食べて、任意で出せる。 |
左右様 | 本尊は村入口にあった守り神の石像。 村が襲撃された時にユルと契約した。 元が岩であるため、非常に頑丈。 |
引用元:黄泉のツガイ公式サイト |
第3話のネタバレあらすじ
車を初めて目にするユル・左右様
車に荷物を積み込みつつ、デラがハナちゃんにユルを紹介すると「噂の双子っスか」と興味津々の反応を見せるハナちゃん。
山奥の静けさに慣れ親しんだユルと、彼のパートナーであるツガイ「左右様」は、初めて目にする車に、まるで子供のように車に顔を近づけ、その輝かしい金属に目を輝かせていた。
ユルに自己紹介をするハナは、自らをデラと組んでいる番小者と明かす。
左右様に近くにツガイを使っている奴がいないと聞くと、さっさと人の多い所へ移るため、ユルに車へ乗り込むように言うデラ。
しかし、今まで村から出たことがなかったユルは「こんなくそ怪しい物に乗れって言われても…」と警戒し、デラから自動車の説明を受けても左右様も含め全く理解が及ばないようです。
じれったくなったハナは、自動車について「中に馬が入っててなんだかんだですごい速さで走る!!!」と雑に説明、ユル・左右様は一転して納得します。
旧いツガイとの再会
左右様は車の上へと座り、車で移動を始めた一行。
左右様を解放してヘリを落とし相手のツガイをぶっとばして逃げて来たこと、多くの兵隊がいたことをデラに共有され、難色を示すハナ。
その時、左右様が何かを感じ取ったように空を見上げる。
「古い友人だ」左右様の言葉に、デラとハナは警戒を強める。
しかし、現れたのは穏やかな雰囲気の女性ツガイだった。
彼女は、左右様と旧友であり、新しい主人であるユルに興味を示す。
車に並走する馬に乗り、「お久しぶり左右さん」と話しかけるツガイの女性。
下界にいる事から新しい主がついたのかと尋ねられ、四百年ぶりに下界に来たこと・今度の主は子供だと明かす左様
続いて右が「夜と昼を分かつ双子の一人だぞ」と言うと、女性は目を開き「………それは大変」と口にし、別れを告げてその場を去っていきます。
3. オシラサマとツガイの多様性
女性ツガイは、オシラサマと呼ばれる神のような存在だった。デラとハナは、オシラサマの存在に驚きを隠せない。
デラとハナは、その圧倒的な存在感に言葉を失う。
「ツガイにも色々いるんだな。」ユルの言葉に、ハナは「人間が勝手にジャンル分けしてるだけだよ。神様みたいなツガイもいれば、妖怪みたいなツガイもいる。
中には、主人に不幸をもたらしたり、人間を操ろうとするやつもいるらしい。」と説明する。
アサとガブ、そして影森家のジン
一方場面は変わって、旧東村登山口近くのベンチで迎えを待つアサと大怪我をしているガブ。
そこに部下を連れた影森家のジンが現れ、ユルが生きていることを知ったジンは、「おやっさんに」怒られる…」と悩みながらも、「ユルが生きてる情報を手土産にしたら少しはましだ」と少し安堵する。
結界と影森家
はぐれた影森家の兵士たちは、結界に阻まれ山から出ることができなくなっていた。
「もうダメだ…出られない…」と膝を作るほど体力は疲弊していた…
ユルの家族の真実
一行はサービスエリアに到着し、ハナちゃんはユルにおにぎりの差し入れをする。
車中で食事をするユル。
村の高級食材「雑穀無しの十割白米」「高級食材の昆布」を使ったおにぎりの美味しさに感動し、アサにも食べさせてやりたいと願うユル。
夕食が終わったユルは、左右様に自分たち兄妹のことを問い、左右様は、ユルに家族の話を聞かせる。
左右様から、十年ほど前にユルの両親がアサを連れて村から逃げ出したことを聞くと、ユルは自分が置き去りにされたことを知り、複雑な気持ちになる。
「…ってことは、本物のアサが両親の行方を知っているかもしれない」と考え、「よし…」と自分に言い聞かせられるに呟く。
デラとハナの結婚
サービスエリアで食事をしながら、デラはハナちゃんに結婚を提案する。
ユルを守るため、そして世間から目をつけられないようにするためだ。
ハナちゃんは戸惑いながらも、デラの提案を受ける。
影森家と今後の展開
ユルが左右様から話を聞き終えると、デラとハナが戻ってきた。
左右様は、「普通の人間には見えないけど、ユルみたいなツガイ使いには、僕たちみたいなツガイが見えるんだ」と説明する。
さらに、「ツガイ側からすれば、誰かに姿を見せることもできる。犬とか、たまたま見える人もいるんだよ」と続けた。
デラに影森家について聞かれた左右様は、「ツガイ使いをたくさん抱えてる、面倒な一族だよ。東村から出てきて、下界で力をつけたんだ。考え方が違うから、村とは仲が悪いらしいね。」と答えた。
デラとハナは、影森家について詳しく語る。「最近、影森家に双子の片割れがいるって噂が流れてるんだ。どうやら本当みたいだ。」
ユルは、自分の両親が影森家と何か関係があるのではないかと疑い始める。
ストーカーを排除し女性を助けるジン
場面は変わり、とあるマンション。
エレベーター内で女性がストーカーに襲われそうになる。
別の階段から現れたジンはツガイを使いストーカーを脅し、ストーカーに「もうこれから近づかないように」と約束させる。
感想まとめ
黄泉のツガイ第3話ではのネタバレあらすじでは、物語の展開が一気に加速し、新たなキャラクターの登場や隠された真実が明らかになるエピソードでした。
感想
- 車に対する左右様とユルの反応がユーモラス
山奥で育った彼らが、現代の文明の衣食住に触れる場面は微笑ましく、特に車との初対面のシーンは印象的でした。 - 左右様と女性ツガイとの再会
旧知の女性ツガイとの再会で、左右様の過去に一端が垣間見え、彼がただの戦闘能力を持つだけではなく、複雑な背景を乗り越えていることがわかりました。
この「旧友」との関係が今後どう物語に影響するのか気になるところです。 - デラとハナの結婚という奇策
ユルを守るために結婚を提案するというアイデアは、ユルを守る責任感の表れであると同時に、彼らの絆を深めるための決意を示しています。
「家族」を形成する意図が垣間、彼らの関係性が今後どのように変化するのかが期待されます。 - 影森家の謎とユルの両親の真実
ユルとアサが一緒に両親に捨てられたという思い込みが覆された瞬間は、物語の大きな転換点でした。
今後の展開への興味をかき立てます。 - ジンの登場と影の役割
都市部のエレベーターでのジンの行動は、彼が影森家に関係する重要な人物であることを示唆しています。
優しい?冷酷?謎めいた行動を描いていて、今後の物語において重要な役割を果たすことが予感させられます。
今後の展開の予想
- ユルは、自分の両親や影森家の真実を探すために、より積極的に動き出すのではないでしょうか。
- デラとハナの関係が近いうちに、「家族」としてのユルとの絆も試される場面が多々あるだろう。
- 影森家との衝突が避けられない状況となる中、左右様や女性ツガイのような強力な仲間が鍵を握るだろう。
第3話は物語の世界観をさらに広げ、キャラクターたちの絆を抱えつつも、それぞれの背景にある葛藤が浮き彫りにされた回でした。
そして物語は第4話へと続いていきます!