『黄泉のツガイ』の全キャラクター&ツガイ一覧
今回は「黄泉のツガイ」のキャラクターを一覧にまとめています。
「黄泉のツガイ」は「第7回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で賞を受賞し、「次にくるマンガ大賞2023」で2位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」で3位に輝くなど、すでに多くの漫画ファンに支持されており、今後さらに注目が高まることが予想される作品です。
本作に登場するキャラクターのプロフィールや名前の読み方、ツガイなどの情報を、キャラ画像とあわせて所属別にまとめました!
あらすじ(ネタバレあり)は「黄泉のツガイ」全話ネタバレあらすじで記載しています。
- 「黄泉のツガイ」のキャラクターを一覧で見たい人
- 「黄泉のツガイ」の単行本を買うか迷っている人
- 「黄泉のツガイ」のキャラクターを整理したい!
※この記事では漫画「黄泉のツガイ」のキャラクターのネタバレも含みますのでご注意下さい。
「黄泉のツガイ」キャラクター一覧
黄泉のツガイのキャラクター&ツガイ「メインの双子」
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- 2
- 3
黄泉のツガイあらすじ
「黄泉のツガイ」は、現代文明から隔絶された山奥の村で生まれた、特別な力を持つ双子の兄ユルと妹アサの物語です。
アサを名乗る少女率いる武装集団が村を襲撃し、偽物とされたアサは殺害されます。
生き残ったユルは、村の守り神「ツガイ」の左右様と契約し、襲撃者たちと対峙。
自称本物の妹・アサを追って、ユルは謎の真相を解き明かす旅に出ます。
物語の舞台となるのは、人里離れた山奥の集落。
ユルとアサは、それぞれ「夜」と「昼」を司る力を持つ特別な双子として生まれ、多くの大人たちからその力を狙われていました。
その結果、幼い頃に生き別れてしまった二人ですが、再会を果たしたことで運命の歯車が動き出し、壮絶な戦いが始まります。
ユル
外見
金髪碧眼の16歳の少年で、狩人を生業としているため、たくましい体つきをしています。
狩りの際に使用するナタや弓矢を自作するなど、実用的な道具を扱うことに長けているため、手先が器用な様子が想像できます。
服装は、動きやすいようにシンプルなものが多く、狩りの際に使う革製の装備を身につけています。
性格
生粋のハンター気質で、獲物に対しては容赦ない一面を持ち合わせています。
一方で、妹のアサに対してはクールな態度を取りながらも、どこか気にかけている様子がうかがえます。
現代社会に馴染みがなく、独自の価値観を持っているため、初対面の人に対しては警戒心を抱く人見知りな面も。
しかし、一度心を許せば、誠実で真っ直ぐな性格を見せてくれます。
ツガイ
ユルのツガイは、「左右様(さゆうさま)」と呼ばれる存在です。
村の守り神として祀られていた石像が本尊で、非常に強力な力を持っています。
左様は「封」の力、右様は「解」の力を持つため、ユルはこれらの力を使いこなすことで、様々な状況に対応することが可能になります。
能力
ユルは、「夜と昼を別つ双子」の一人として、あらゆるものを封じる「封」の力を得る資格を持っています。
しかし、まだその力を完全に使いこなせているわけではありません。
狩りの技術は非常に高く、ナタや弓矢を自在に操ります。
また、現代社会に馴染みがなくとも、状況に応じて臨機応変に対応できる適応力も持ち合わせています。
まとめ
ユルは、狩人の少年という一面と、特別な力を持つ存在という二つの側面を持つ複雑なキャラクターです。
現代社会とのギャップや、自身の持つ力に対する葛藤など、様々な要素が彼の成長を促していきます。
ユルの物語を通して、人間が持つ多面性や、成長していく過程の素晴らしさを感じることができるのではないでしょうか。
アサ
外見
長い黒髪と赤い目が特徴的な16歳の美少女。
右目に眼帯をしていることから、過去に何かしらの出来事があったことが窺えます。
幼い頃から過酷な環境で生きてきたため、どこか大人びた雰囲気を持っているかもしれません。
性格
兄であるユルを溺愛するブラコン気質。
幼い頃から孤独に過ごしてきたため、心の奥底には深い寂しさを抱えている可能性があります。
しかし、その一方で、兄を守るためなら手段を選ばない冷酷な一面も持ち合わせています。
特に、東村の人々に対しては強い憎しみを抱いており、復讐心から行動することがあります。
ツガイ
白黒2体で構成された勾玉模様のツガイ『陰陽(いんよう)』の「おはぎ」と「だいふく」は強力な空間閉じ込め能力を持っています。
ツガイ『陰陽』は、元々は屋敷を襲撃してきた羽村ケンイチと契約していましたが、アサが「解」の力でその契約を解除し、自身と新たな契約を結びます。
こうしてアサのツガイとなった陰陽は、ユルを閉じ込めていた異空間からの脱出に貢献するなど、心強い味方として活躍しています。
能力
アサは、「夜と昼を別つ双子」の一人として、あらゆるものを解く「解」の力を持っています。
この力は、一度結ばれたものを解き放つことができる非常に強力な能力です。
しかし、この力を使いすぎると、自分自身にも大きな負担がかかる可能性があります。
まとめ
アサは、複雑な過去を持つミステリアスな少女です。
兄への深い愛情と、復讐心という相反する感情を抱えながら、過酷な運命に立ち向かいます。
彼女の優しさの裏側には、強い意志と覚悟が隠されており、読者を惹きつける魅力的なキャラクターと言えるでしょう。
黄泉のツガイのキャラクター「ユルとアサの両親」
ミネ
外見・特徴
ミネは、主人公であるユルとアサの父親であり、物語の中で重要な役割を担う人物です。
彼は、厳しい自然環境の中で育ち、狩りの技術を身につけたたくましい男です。
長年の狩りの経験から、冷静沈着でどんな状況でも動揺しない強靭な精神を持っています。
厳しい自然の中で生き抜く術を身につけているだけでなく、優れた洞察力と判断力も持ち合わせています。
ミネは、周囲の状況を的確に把握し、適切な行動を取ることができる人物です。
性格
息子であるユルに対しては、厳しくも愛情深い父親像であり、生き抜くための知恵を惜しみなく教えました。
ユルが幼い頃に山賊に襲われた際に「殺意を向けてくる者に対して躊躇しない」という考え方を教えたことは、ユルの性格形成に大きな影響を与えました。
一方で、ミネは家族思いの優しい一面も持ち合わせています。
妻のナギサと、子供たちのユルとアサを深く愛しており、彼らを危険から守ろうとする強い意志を持っています。
しかし、家族を守るために危険な道を選んだ結果、謎の失踪を遂げてしまい、その行方は物語の大きな謎となっています。
まとめ
ミネは、家族を愛し、守るために危険な道を選んだ人物です。
ミネとナギサの失踪は、物語に大きな謎と悲劇的な色彩を添えています。
彼の存在は、ユルとアサの成長に大きな影響を与えており、これから物語の重要なキーパーソンと言えるでしょう。
ナギサ
外見・特徴
ナギサは、主人公であるユルとアサの母親であり、物語の中で重要な役割を担う人物。
彼女は、美しい金髪をなびかせ穏やかな笑顔であふれた芯の強い女性です。
沖縄出身で、自由な精神を持つ彼女は、運命に翻弄されながらも、家族を守るために強く生きてきました。
性格
東村という閉鎖的な世界に迷い込み、そこでミネと出会い結婚し双子を授かります。
しかし、子供たちが特別な力を持つことで、家族は迫害を受けることになりますが、その状況下で、
ナギサは家族を守るため、大胆な行動に出ることも辞さないのです。
例えば、東村からの脱出のために、村の長老を脅迫まがいの手段に出るなど、その行動力には驚かされます。
まとめ
ナギサは、家族を愛し、守ることを最優先に考えてた女性でしたが、沖縄に向かう途中でミネと共に忽然と姿を消してしまいました…
黄泉のツガイのキャラクター&ツガイ「ユルの仲間達(段野家)」
デラ(田寺リュウ)
田寺リュウ、通称デラさんは、物語の中で重要な役割を担う魅力的な人物です。
彼は、東村と外界の連絡役である番小者であり、主人公であるユルを危険から守るために尽力します。
外見
長年の海外での傭兵経験から鍛え上げられたたくましい体格が特徴的です。
険しい表情の中に、どこか温かみを帯びた雰囲気も持ち合わせており、そのギャップが魅力の一つと言えます。
服装は、動きやすいようにシンプルなものが多く、戦闘の際に使う革製の装備を身につけています。
性格
冷静沈着でどんな状況でも動揺せず、的確な判断を下すことができる人物です。
勇敢で危険な状況でも臆することなく、立ち向かう一面を持ち合わせています。
一方で、飄々とした性格で、捉えどころのない部分も魅力の一つです。
ユルに対しては、厳しくも愛情深い父親のような存在であり、彼を危険から守ろうとする強い意志を持っています。
ツガイ
過去傭兵時代にツガイと契約していましたが、デラを守るために戦場で死んでしまいました。
初めてのツガイ契約だったので未練もあり、そこから新しいツガイとは契約していません。
特徴
銃器の扱いに長け、高い戦闘力を誇ることが挙げられます。
また、番小者として、東村と外界の連絡役を務めるなど、多岐にわたる役割を担っています。
過去にツガイとの契約経験があるという点も、彼のキャラクターをより複雑で奥深いものにしています。
能力
高い戦闘力、生存術、交渉力などが挙げられます。
銃器だけでなく、ナイフなどの武器も使いこなすことができ、危険な状況でも冷静に対応することができます。
また、東村と外界の連絡役を務めているため、交渉力も高いと考えられます。
まとめ
デラは、頼りになる存在でありながらも、どこか掴みどころのない魅力的なキャラクターで、ユルを危険から守り、彼を成長させるためのサポート役として活躍します。
彼の過去や、ツガイとの関係など、まだ謎が多い部分も魅力の一つです。
ハナ(段野ハナ)
外見
段野ハナは前髪が朱色、後ろ髪は暗い色で、肩までの髪を一つにまとめている女性です。
体育会系のジャージを愛用し、小柄ながらも筋肉質な体型が特徴的です。
彼女の外見は、行動的で活発な性格を映し出しています。
性格
ハナは明るく活発でサバサバした性格を持ち、目上の人には体育会系の口調で接します。
子供嫌いを公言する一方で、実際はユルやケンに対する面倒見が良く、彼らから慕われています。
彼女は公平な正義感を持ち、「子供を利用する大人が嫌い」と述べるシーンもあります。
ツガイ
猫の「虎徹(こてつ)」と犬の「二狼(じろう)」からなるツガイ『前虎後狼(ぜんここうろう)』を従えています。
情報収集能力に長けており、ハナの仕事をサポートしています。
ツガイは二体ともお揃いのスカーフを首に巻いています。
特徴
ハナは「墓掘りハナ」の異名を持ち、表に出せない死体を処理する役回りを担っています。
代々、東村の「番小者(ツガイこもの)」として、表沙汰にできない裏仕事を請け負う一族の出身です。
能力
ハナは筋トレマニアで、メリケンサックをメイン武器としています。
彼女の力量は物理的な戦闘でも頼りになります。また、「前虎後狼」のツガイを使い、情報収集や探索といった面でも多大な貢献を果たしています。
まとめ
段野ハナは、東村で「番小者」としてデラの後輩を務め、ユルの保護者替わりとして奮闘するキャラクターです。
表向きの結婚を余儀なくされながらも、持ち前の強さと情熱でその場をしのぎ、ユルの護衛に勤しんでいます。
ユルにとって「母というより頼れるアネキ」のような存在と言えるでしょう。
ダンジ(ツガイ「ザシキワラシ」)
ダンジはユルの幼馴染であり、親友として彼と深い絆を築いている少年です。
黒髪の少年で、ユルが山に狩りに行く際に誘われないと怒るほど、彼との関係は親密です。
また、下界への憧れを抱いている一面も見せますが、その姿には隠された秘密があります。
実は、ダンジは東村に住むキョウカの息子として振る舞っていますが、彼の正体は「ザシキワラシ」と呼ばれるツガイの片割れだったのです。
この事実は、イワンによる村への襲撃をユルに知らせるために村を出た際、その正体がザシキワラシの「男児」の化身であることが判明します。
真実を知った時は大きなショックを受けダンジを憎みましたが、ダンジの存在はユルにとって重要な支えであったのでユルは許し、段野家で一緒に住むことになりました。
田寺ケン
田寺ケンは、エチオピア人の母親を持つハーフの13歳の少年です。
デラとは異母兄弟の関係になります。
母親を亡くし、一人ぼっちになった彼は、強さを求めて危険なツガイ「手長足長」と契約してしまいます
外見
エチオピア人の母親を持つハーフであり肌はアサ黒で外見にその血統の特徴が表れています。
年齢相応の少年らしい体型で、時にやや幼い印象があります。
性格
責任感が強く、優しい性格です。
母を亡くした経験からか、一人で生きていく力強さを求める一面も持ち合わせています。
しかし、少年らしい無邪気さや好奇心も併せ持ち、周囲の人々との触れ合いを大切にする心の温かさも感じられます。
ツガイ
過去に『手長足長(てながあしなが)』という危険なツガイと契約していました。
しかし、その暴力的で制御不能な性質に苦しみ、自らを田寺家の「マヨイガ」に閉じ籠ることになります。
その後、ユルやデラによって手長足長が倒され、ツガイとの契約は解消されました。
オシラサマ(ツガイ)
オシラサマは、馬と女性の組み合わせで、どちらも全体的に白いのが特徴です。
他のツガイとは比べ物にならないほどの、神様レベルの特別なツガイです。
ユルが下界に向かう途中で出会った際、デラやハナはオシラサマの姿を見て驚きを隠せませんでした。
これは、オシラサマが一般的に目にすることのできない、非常に珍しい存在であることを示しています。
下界に降り立った彼らを温かく迎えたことから、人間に対して友好的な存在であると言えるでしょう。
オシラサマの能力については、作品中で詳細な描写はされていません。
しかし、神様として崇められていることから、並外れた力を持っていることは間違いありません。
犬(パグ)
外見
このパグは、名前も性別も不明。
一般的なパグと同じように、丸い顔にペチャッとした鼻、くるんと巻いた尻尾が特徴のどこにでもいるようなパグ犬です。
性格
ツガイである「宇宙人」たちに大切にされ、偶然ながらユルたちと出会い、すぐに可愛がわれるほどの人懐っこい性格です。
ツガイ
パグ犬のツガイは、宇宙人のような風貌の男女のペアで、黒スーツを着用して人間に擬態しています。
ツガイの名前は人間には発音できないため不明とされており、古い時代から能登でひっそり奉られていた存在です。
特徴
能登地方で、ひょんなことから宇宙人のようなツガイと契約した、幸運のパグ。
「宇宙人」たちは、彼が保健所送りにならないよう、人間の服を着て「飼い主」を演じています。
能力
犬なので、人間の言葉を話すことはできません。
パグのツガイの能力は、まだ明らかになっていません。
しかし、パグを守るため、人間社会に溶け込むための能力を持っていると考えられます。
まとめ
まさか、パグ犬がツガイ使いになるとは…!
「宇宙人」たちに溺愛される様子は、微笑ましくもシュールです。
黄泉のツガイのキャラクター&ツガイ「東村の関係者」
ヤマハおばぁ
ヤマハおばぁは、東村の長老を務める老婆です。
小柄ながらも強面な顔つきが特徴で、村人からは深く尊敬されています。
東村の平和と秩序を守るために、長きにわたり村を統治してきました。
特に、アサと影森家からの襲撃を受けた際には、その老齢をものともせず、身を挺してアサを足止めしました。
この時、デラにユルを託し、下界に隠れるよう指示を出すなど、冷静な判断力とリーダーシップを発揮しています。
東村の結界を張っている張本人であり、アサが村から出奔した後に身代わりの少女を用意し、10年間ユルを騙し続けていたという過去も明らかになっています。
このことから、ヤマハおばぁは東村を守るために、時に厳しい決断を下す人物であることがわかります。
村の場所を一族以外に知られるな、アサとユルを誰にも渡すなと、番小者の田寺リュウにしつこく言っていたことから、東村の秘密を守ることに並々ならぬ執着を持っていることが伺えます。
また、東村の結界に干渉できるほどの力を持っており、アサに破られた村の結界を再び閉じる場面からも、その強大な力が見て取れます。
ヤマハおばぁは、村の長老としての威厳と、村を守るための強い意志を併せ持った人物です。
その一方で、過去の出来事や秘密を抱え、複雑な一面も垣間見えます。
キョウカ
キョウカは、東村でヤマハ婆の側近として働く女性です。
性格
キョウカは、一見すると温厚で優しい母親のようですが、実は「ザシキワラシ」と契約したツガイ使いという一面を持っています。
東村の「解」と「封」の力に固執する風潮に疑問を抱いており、むしろ快く思っていない節があります。
夫と子供を亡くした過去を持ち、「ザシキワラシ」の2人を我が子同然に思っていることから、深い愛情と同時に、強い責任感も感じられます。
ツガイ
キョウカのツガイは、ザシキワラシの「キリ」と「ダンジ」です。
彼女は、この2人を我が子のように愛しており、共に生活していました。
まとめ
キョウカは、複雑な過去と心の内を持つ女性です。
温厚な母親の顔の裏には、ツガイ使いとしての強さと、東村の現状に対する複雑な思いが隠されています。
夫と子供を亡くした悲しみ、そして「ザシキワラシ」との絆は、彼女の行動原理を大きく左右しているのかもしれません。
田寺ロウエイ
田寺ロウエイは、デラとケンの父親であり、田寺家先代の当主です。
自由奔放な性格で、10年ほど前に田寺家をデラに譲り、行方不明になっていました。
外見
顔に黒い布を巻きつけ眼鏡をかけ、萌えTシャツを着用し、いかにも怪しい格好をしている。
影森ヒカルの漫画「プリきゅん☆マミたん」のファンだということも判明し、年齢を重ねているものの、若々しい一面も持ち合わせている。
性格
自由奔放で気ままなタイプです。
束縛されることを嫌い、自分のペースで生きていたいという気持ちが強いようです。
東村の「夜と昼を別つ双子」を生む因習には懐疑的であり、影村家の当代・ゴンゾウと似た考え方をしていた可能性があります。
ツガイ
「家」と「土地」という組み合わせで、マヨイガを作り出す能力を持っています。
このツガイは、ロウエイの自由な行動を支える役割を果たしていたと考えられます。
特徴
東村の伝統や慣習に縛られることを嫌い、独自の価値観を持っています。
意外にもアニメが好きだったり、可愛いものが好きだったりするなど、どこか人間味あふれる魅力的なキャラクターです。
能力
「家」と「土地」のツガイを操る能力に加え、ツガイを使わずとも強力な戦闘力を持っていることが特徴です。
また、東村の結界を抜けるルートを知っているなど、特別な知識や能力を持っている可能性も考えられます。
まとめ
田寺ロウエイは、自由奔放で謎多き人物です。
彼は多くの謎が残されており、今後の物語で明かされることが期待されます。
祈祷師のヤマさん
ヤマは、下界で祈祷師として活躍する傍ら、村と下界をつなぐ役割を担っている人物です。
外見
ふくよかな体格に小さな丸いサングラスをかけ、頭頂には小さなチョンマゲ、豊かなヒゲと重ねられた首飾りが特徴的な風貌。
特徴
ヤマはユルの「封じ」の力を恐れ、密かにユルを襲う山賊を東村に進めました。
表向きは「祈祷師」を名乗りながらも、裏では村を平和に陥れようとして陰謀を進めましたいたのです。
デラとのつながりもあり、村の子供たちに予防接種を行っているなど東村に頻繁に出ていました。
ツガイ
彼のツガイである「レディ」と「ジェントルマン」は、非戦闘型の小さなマスコットのようなものな姿で、ヤマの活動を支えています。
まとめ
最終的に、ヤマは与謝野イワンに殺害されてしまいます。
イワンはヤマを東村侵入の足掛かりとして利用し、目的を果たした後は見捨ててしまったのです。
山賊(ニックネーム)
東村の過激派の一派であるこの山賊は、本名は不明ですが、坊主頭に眼鏡をかけた男として描かれています。彼は、「解」と「封」の力、特にユルやアサの力を手に入れようと、執拗に襲撃を繰り返します。
能力
この山賊は、イワンや新郷から逃れたり、西ノ村陣営の奇襲を受けても生き残るなど、並外れた生命力と運の強さを持っています。これは、彼の高い戦闘能力に加え、彼が契約しているツガイの能力も大きく関わっていると考えられます。
ツガイ
彼の契約ツガイは、『マメガラス』と呼ばれる小さな鳥のような姿をしています。
このマメガラスは、人の首をくちばしのようなもので刺し、その体を乗っ取って操るという恐ろしい能力を持っています。
マメガラスの名前には、「ガニマタ」・「ウチマタ」という固有名が付けられており、その特徴的な能力を表していると考えられます。
まとめ
この山賊は、ある時は東村の平和を乱し、ユルやアサを危険に晒す敵として、またある時は倉庫街で出会ったデラと協力し頼もしい味方にもなり得る存在である。
山賊は、一見すると粗暴に見えますが、人間味溢れる一面も持ち合わせ、彼の強さと狡猾さ、そしてマメガラスとの絶妙な組み合わせは、ある意味で恐ろしさを感じさせます!
社長(ニックネーム)
外見
社長は、下界に住む東村関係の人々を束ねるリーダー的存在です。
一見すると、人の良さそうな穏やかな老人といった風貌ですが、その内面は野心にあふれています。
特徴
「封」と「解」の力を手に入れ、東村のトップの座を我が物にしようと企んでいます。
特に、村の長であるヤマハの存在を疎ましく思っており、その座を奪おうと画策しています。
ツガイ
大きな角と牙を持つ獣のようなツガイ『災神』を従えており、このツガイは火を操る「篝」と水を操る「雫」の攻撃性の高いツガイです。
社長は、このツガイの力を利用して、自身の野心を叶えようとしているのです。
まとめ
醍醐との戦いで右腕を失うという重傷を負い、現在は行動が制限されています。
しかし、彼の野心は消えることなく、部下である山賊たちに、今後もユルやアサを狙うよう指示を出しています。
【ツガイ ザシキワラシ】偽アサ(キリ)
ザシキワラシは、東村のキョウカに仕えるツガイです。
キリという名前の女の子と、男児のダンジの2人で一組となっており、それぞれが異なる役割を担っています。
キリは、ユルを欺くためにアサの姿を装っていました。
長年、牢屋で過ごし、ユルの妹であるアサに扮することで、ユルとの絆を深めてきました。
キリは、キョウカからの命令のもと、ユルを見守り、アサであることを演じ続けてきたのです。
ザシキワラシは、非常に古くから存在するツガイであり、「関ヶ原の戦い」以前からその存在が確認されています。
長い間、箱の中で主を待ち続けていたところを、ロウエイに見つけられ、キョウカに引き合わされました。
東村において、男児はユルを守る役目を、キリはヤマハを守る役目をそれぞれ担っていました。
彼らは、キョウカの命令のもと、東村で重要な役割を果たしてきたのです。
ユルとアサは真実を知って最初は大きなショックを受けたものの、すぐに許すことにしました。
黄泉のツガイのキャラクター&ツガイ「アサの仲間(影森家)」
影森ゴンゾウ(影森家の現当主)
外見
影森ゴンゾウは、朗らかでいつもニコニコとした笑顔が印象的な老人です。
小柄で、好々爺といった雰囲気を醸し出しています。
その穏やかな表情からは、裏社会で生きる者としての冷酷な一面は想像もつきません。
性格
ゴンゾウは、非常に穏やかで優しい性格をしています。
子供たちに対しても優しく接し、特にユルやアサ、ガブちゃんを気にかけている様子が描かれています。
しかし、裏社会で生き抜いてきただけあり、冷酷な一面も持ち合わせています。
敵や裏切り者に対しては容赦せず、目的のためには手段を選ばない冷徹な一面も見られます。
ツガイ
ゴンゾウの契約ツガイは「百鬼夜行」です。
百鬼夜行は、複数のツガイを同時に扱うことを可能にする特殊なツガイであり、ゴンゾウは百鬼夜行のおかげで数多くのツガイと契約することができます。
これにより、ゴンゾウは膨大な数のツガイを従え、自身の目的を達成するための戦力を得ています。
特徴
ゴンゾウは、影森家の当主であり、東村の血族に引導を渡すことを目的にしています。
彼は「解」も「封」も無い方が良いという考えを持っており、東村を壊滅させようとしています。
しかし、一方で子供たちに対しては優しく接するなど、複雑な一面も持ち合わせています。
能力
ゴンゾウは、百鬼夜行という特殊なツガイを持つことで、数多くのツガイを従えることができます。
この能力は、ゴンゾウを非常に強力な存在へと変えています。
また、彼は裏社会での長い経験から、多くの知識と経験を持っています。
まとめ
影森ゴンゾウは、穏やかな笑顔の裏に冷酷な一面を隠す複雑な人物です。
彼は、東村を壊滅させるという大きな野心を抱き、その目的のために様々な手段を講じます。
しかし、一方で子供たちに対しては優しく接するなど、人間的な一面も見られます。
影森ヒカル(長男)
外見
影森ヒカルは、ぽっちゃりとした体型で、いつもジャージを着ています。
眼鏡をかけており、どこか物憂げな雰囲気を漂わせています。
漫画家らしい、少し個性的な風貌が特徴です。
性格
ヒカルは、穏やかで心優しい性格です。
殺伐とした影森家の生活を嫌い、平和な日々を望んでいます。
漫画家としての仕事に情熱を注ぎ、特にディテールへのこだわりが強いです。
一方で、影森家の長男として家業を継ぐことに対して複雑な思いを抱いています。
ツガイ
ヒカルの契約ツガイは『黒白(こくびゃく)』です。
『黒白』は、白と黒の丸いふわふわした2つの存在で、それぞれ「ホワイト」と「ベタ」と呼ばれています。
ホワイトは物体を消去する能力を持ち、ベタは物体を上書きする能力を持っています。
ヒカルの漫画家としての仕事に、このツガイの能力は非常に役立っています。
特徴
ヒカルは影森家の長男でありながら、漫画家としての道を歩んでいます。
「波久礼ヒカル」というペンネームで活躍し、映画化される作品も生み出すなど、人気漫画家として成功を収めています。
しかし、影森家の裏社会での活動とは距離を置き、平和な生活を送りたいと考えています。
能力
ヒカルの能力は、主に契約ツガイである「黒白」の能力に依存しています。
黒白の持つ物体を消去したり、上書きする能力は、ヒカルの漫画家としての仕事に大きなメリットをもたらしています。
また、ヒカル自身も漫画を描くことに対して高い才能を持っています。
まとめ
影森ヒカルは、影森家という特殊な環境の中で生まれ育ちながらも、穏やかで優しい性格の持ち主です。
漫画家としての才能を開花させ、平和な生活を望んでいます。
しかし、影森家の長男としての宿命から逃れることはできず、複雑な境遇に置かれています。
影森アスマ(次男)
外見
影森アスマは、鋭い目つきと胡散臭い笑みが特徴の青年です。
いつも和装をしており、落ち着いた話し方からミステリアスな雰囲気を漂わせています。
性格
アスマは、一見冷酷で狡猾な印象を与えますが、実は心優しい人物です。
「『解』と『封』は世を平和に統治するために使うべき力」という信念を持っており、その力を悪用しようとする者には決して手をゆるしません。
見た目の胡散臭さに反して、正義感が強く、穏やかな性格の持ち主です。
ツガイ
アスマの契約ツガイは『金烏玉兎(きんうぎょくと)』です。
『金烏玉兎』は、「夜桜」と「朝霧」という二つの存在から成り立っており、それぞれが蝶や蛾の姿に変身することができます。
この能力を利用して、アスマは情報収集や敵の監視を行っています。
特徴
アスマは影森家の次男でありながら、家業である裏社会の仕事にはあまり関心を示していません。
むしろ、「解」と「封」の力を平和のために利用したいと考えており、影森家の中でも異質な存在です。
伯父の新郷ハヤトとは対立しており、彼を倒すために暗躍しています。
能力
アスマの能力は、主に契約ツガイである「金烏玉兎」の能力に依存しています。
金烏玉兎は、蝶や蛾に変身して情報収集や監視を行うことができます。
また、アスマ自身も冷静な判断力と高い戦闘能力を持っています。
まとめ
影森アスマは、一見冷酷な印象を与えるものの、実は心優しい人物です。
「解」と「封」の力を平和のために利用したいという強い信念を持っており、影森家の中で重要な役割を担っています。
結果として、憎んでいた伯父の新郷ハヤトは、与謝野イワンによって命を奪われます。
影森ジン(三男)
外見
影森ジンは、眼鏡をかけ、ちょび髭を生やしたインテリヤクザ風の男です。
黒のスーツを着ており、冷酷な印象を与えますが、時折人間味あふれる表情を見せます。
性格
ジンは冷静沈着で合理的な性格です。
影森家の裏の仕事を任され、困難な状況でも冷静に対応します。
一方で、面倒見が良く、影森家の「夜の店」の女性たちを気遣うなど、人間味あふれる行動も見られます。
ツガイ
ジンの契約ツガイは『掃除屋(スカベンジャー)』と呼ばれるチョウチンアンコウのペアです。
大きい方が「愛(あい)ちゃん」、小さい方が「誠(まこと)くん」と呼ばれ、愛ちゃんはあらゆるものを飲み込み、誠くんは飲み込んだものを任意で吐き出すことができます。
特徴
ジンは影森家の三男でありながら、裏社会の仕事の実務を担っています。
アサを匿ったり、ユルを探したりと、影森家の重要な任務を遂行しています。
契約ツガイである「掃除屋」は、彼の任務をサポートする上で非常に重要な役割を果たしています。
能力
ジンの能力は、主に契約ツガイである「掃除屋」の能力に依存しています。
掃除屋はあらゆるものを飲み込み、吐き出すことができるため、情報収集や証拠隠滅などで活躍します。
また、愛ちゃんは人間の姿に擬態することもでき、情報収集や敵の撹乱など、多岐にわたる能力を持っています。
まとめ
影森ジンは、影森家の裏社会を支える重要な人物です。
冷静沈着で合理的な性格でありながら、人間味あふれる一面も持ち合わせています。
契約ツガイである「掃除屋」とのコンビネーションは、物語を大きく動かす力となっています。
ガブちゃん
外見
ガブちゃんは、金髪の少女で、フード付きのパーカーを被ることが多いです。
三つ編みをしていて、どこか子供っぽい印象を受けますが、戦闘時には鋭い眼光を見せます。
性格
ガブちゃんは、ツガイをとても大切に思っています。
痛みにも強く、戦闘においても躊躇なく相手を殺す冷徹な性格です。
過去に辛い経験をしたためか、どこか大人びた部分も見られます。
ツガイ
ガブちゃんのツガイは『ガブリエル』と呼ばれる上顎「ジョー・ウィリアムフレデリック・ガブリエルⅠ世」、下顎「カーク・ダグラス・ウオルドグレイヴ・ガブリエルⅡ世」に分かれた巨大な歯です。
非常に硬く、戦闘能力が非常に高いです。
ガブちゃんは、ガブリエルを「友達」のように呼び、大切に思っています。
特徴
ガブちゃんは、影森家の戦闘員として、東村襲撃などに参加しています。
ツガイの能力を駆使して、敵を圧倒します。
しかし、アサに対してはめちゃくちゃ優しく接するなど、複雑な一面も持ち合わせています。
能力
ガブちゃんの能力は、主に彼女の契約ツガイである「ガブリエル」の能力に依存しています。
ガブリエルは、非常に硬い歯を持ち、あらゆるものを噛み砕くことができます。
また、ガブちゃんの危機を感知する能力も備えています。
まとめ
ガブちゃんは、一見すると冷酷な印象を与える少女ですが、ツガイに対する愛情やアサとの友情など、複雑な一面を持つ人物です。
黒谷ナツキ(長女)
影森家に仕える黒服の黒谷4姉弟ですが、血の繋がりはありません。
親のいない者同士が集まり、影森家で家族として一緒に暮らしています
外見
黒谷ナツキは、丸眼鏡をかけ、オールバックにした髪を後ろで束ねた風貌の女性です。
彼女のスタイルは、しっかり者としての性格を強調し、知的で落ち着いた印象を与えています。
性格
ナツキはしっかり者であり、影森ゴンゾウの側近として黒谷家を支える頼もしい存在です。
しかし、影森家の仕事を早く辞めて結婚したいという希望を持っており、そのために婚活サイトを利用するなど、現実的な一面もあります。
ツガイ
彼女が契約するツガイは『なもみはぎ』で、その姿はなまはげに酷似しています。
ツガイは「ジジ丸」と「ババ丸」という二体で構成されており、鬼のような姿で、「悪い子はいないか」「泣く子はいないか」といったセリフが特徴的です。
特徴
ナツキは黒谷家の長女であり、家の運営において重要な役割を果たしています。
彼女のツガイであるなもみはぎは非常に頑丈で、「膂力」の強さが特徴です。
ツガイの一体は大きな包丁を持ち、見た目の迫力からもその強さが窺えます。
能力
なもみはぎのツガイは、ガブリエルを吹っ飛ばすほどの戦闘能力を持っており、高い強靭さと力を活かした戦いが得意です。
ナツキはこのツガイを使役し、黒谷家の複雑な問題に対処しています。
まとめ
黒谷ナツキは、黒谷家の長女としてゴンゾウを支える責任感の強い女性です。
しっかり者でありながらも、個人的な幸せを求める面を持っています。
彼女の契約しているツガイ、なもみはぎは、その力強さでナツキを支え、物語において重要な役割を担っています。
黒谷フユキ(長男)
外見
黒谷フユキは黒谷家の長男で、鋭い目つきとロングヘアを特徴とする男性です。
髪は下のほうで一つにまとめられており、彼の生真面目さを際立たせています。
常に家の当主であるゴンゾウの側に控えている姿が印象的です。
性格
フユキは寡黙で落ち着いた性格の持ち主で、状況を冷静に判断する力があります。
彼の真面目な態度は、常に慎重さを求められる役割にも適しており、影森家の重要な役割を担っています。
ツガイ
フユキは『閻魔帳(ブラックリスト)』というツガイと契約しており、このツガイは情報を収集する能力に長けています。
閻魔帳は、手のひらに目がついた両腕「エンブレイス」と、冊子状の「ウィスパー」の二体で構成され、触れた相手の情報を詳細に明らかにします。
「ウィスパー」はおしゃべりで、フユキが静止しない限り、相手の情報を絶えず話し続ける特性があります。
特徴
ゴンゾウの側近として活躍するフユキは、家の中でも特に情報収集を得意としています。
ツガイ『閻魔帳』は、隠蔽されていた情報や嘘を一瞬で露見させることができるため、彼の手元にある限り、敵対者の企みを封じる助けとなります。
まとめ
黒谷フユキは、黒谷家の情報管理において重要な役割を果たしています。
寡黙で真面目な性格は、閻魔帳との契約における適性を示しており、常に家の安全やゴンゾウを支えるために尽力しています。
黒谷ハルオ(次男)
外見
黒谷ハルオは黒谷家の次男で、小柄でツンツンした髪型が特徴的な青年です。
見た目からも明るく軽快な印象を受ける彼は、影森家でジンの部下として活動しています。
性格
ハルオはノリが良く、物事を深く考えずに言葉を発することが多いです。
彼のストレートな性格は、周囲からも親しみをもって受け入れられています。
ツガイ
彼の契約したツガイは、兎と亀の二体から成る『兎と亀』です。
兎の「ウサちゃん」は俊敏な動きを得意とし、攻撃力に優れています。
一方、亀の「カメちゃん」は重力を操り、対象を押しつぶす力を持っています。
これにより、戦闘での多様な戦術が可能です。
ツガイの兎に対しては、「ハルオ」と呼ばれるなど、対等な関係を築いているようです。
特徴
赤ちゃんの頃に影森家の経営する乳児院の前に捨てられており、黒谷家の他の兄弟たちとは血の繋がりはありません。
ハルオは影森家の次男として、兄弟たちと共に成長してきました。
周囲への感受性が強く、ユーモアを交えた対応で場を和ませることが多いです。
また、ツガイとの対等な関係を保っており、彼らと固い絆を築いています。
能力
ツガイ使いとしての腕は確かで、俊敏な「兎」と、重力を操る「亀」を駆使し、あの「左右様」相手に互角以上の戦いを繰り広げました。
まとめ
軽口を叩きながらも、戦闘においては確かな実力があり頼れる存在です。
解説役を買って出るなど、物語を客観的に見ている一面もあります。
契約したツガイとの絆を基に、彼は影森家を支える一員として活躍しています。
黒谷アキオ(三男)
外見
黒谷アキオはスキンヘッドと長身が特徴的な男性です。彼の迫力ある外見は、彼自身の容赦のない戦闘スタイルを反映しています。
性格
アキオは無表情で冷酷な一面を持ち、痛みを感じない特殊な体質を持っています。
このため他者の痛みに対する理解が乏しく、相手に対して過激な行動を取ることがあるため、時には狂気を感じさせます。
そのため、無意識のうちに相手を傷つけたり、殺してしまうこともあり、影森ジンから注意される場面も少なくありません。
ツガイ
アキオが契約しているツガイは「ヤマノカミ」で、白と黒の巨体を持つ「山風」と「谷風」の二体から成ります。
山風には角があり、谷風は猫のような耳を持ち、その巨大さで圧倒的な存在感を放ちます。
特徴
影森アキオは、黒谷家の三男で、ジンの部下として影森家の仕事を手伝っています。
先天的な無痛症を抱えており、幼少期から喧嘩で相手を危険な目に遭わせることが多かったため、影森家に引き取られました。
しかし、実は「解」と「封」の力を狙う勢力と繋がりを持つスパイであり、影森家を裏切る行動に出ます。
能力
アキオは巨体に見合った怪力を持ち、バールを武器に戦います。
ヤマノカミの能力は主にシンプルな力技で、建物に入りきらないほどの巨体を生かした攻撃が特徴です。
しかし、特殊な能力を持つわけではないため、ガブリエルとの戦いでは、ガブリエルの能力に苦戦しました。
まとめ
黒谷アキオは難しい過去を背負いながら影森家に仕える一方で、内部での破壊工作を担う二面性を持つキャラクターです。
彼のヤマノカミというツガイは、その巨体を使って影森家を守るだけでなく、アキオの陰謀を助ける道具としても機能しています。
彼の冷静な外見の裏に隠された感情や動機が物語の中で徐々に明かされていきます。
立川マコト
外見
立川マコトは、黒いキャップを愛用し、長いポニーテールが特徴的な女性です。
カジュアルな服装を好んでおり、アクティブな印象を与えます。
影森家を襲撃する際の彼女の姿は精悍で、戦闘的な印象を与えますが、冷静な落ち着きも漂わせます。
性格
母親思いで、家族のためには危険な仕事も厭わない献身的な性格の持ち主です。
当初は金銭的な理由から影森家を襲撃するなど悪事に手を出しましたが、現在は真剣に仕事に取り組んでいます。
ツガイ
マコトの契約ツガイは『狐狸変化(こりへんげ)』と呼ばれる狐と狸のコンビで、それぞれ「赤井(あかい)さん」と「みどりさん」と呼ばれています。
みどりさんは狸の姿で獲物を捕まえる特殊な技術を持ち、人を包み込むことでさらうことができます。
二匹とも臆病な性格で、困ったときは「まこっちゃん」と彼女を頼りにする愛らしい一面も持っています。
特徴
母親の難病治療費を稼ぐため、影森家を襲撃しましたが、影森ゴンゾウが立て替えてくれたことで、彼女は治療費の返済と生活費のために影森家に働くようになります。
日常は影森ヒカルの漫画制作のアシスタントとして働き、有事の際には護衛や捕獲を任されています。
まとめ
立川マコトは、家族思いが故に悪の道に足を踏み入れましたが、影森家との出会いを機に更生し、現在は順調に働いている優秀な人材として認められています。
母親の治療費という重い負担を背負いながらも、前向きに生きる芯の強さを持った女性です。
羽村ケンイチ
外見
羽村ケンイチは、浅黒い肌に短く刈り上げられた髪、そして繋がった髭が特徴的な筋肉質な男性です。
いかつい外見からは、荒っぽくワイルドな印象を受けます。
性格
ケンイチは、一見すると粗暴で短気な性格に見えます。
しかし、根は情に厚く、義理堅い一面も持ち合わせています。
ギャンブル好きで、借金を抱えるなど軽率な一面も見られますが、一度決めたことには最後までやり遂げるという芯の強さを持っています。
また、ツガイに対しては当初は冷酷な態度を取っていましたが、ガブちゃんとの出会いをきっかけに、ツガイへの愛情を芽生えさせます。
ツガイ
ケンイチの契約ツガイは「陰陽」でしたが、アサの「解」による強制契約に現在はアサの下で「おはぎ」と「大福」として働いています。
「おはぎ」と「大福」もアサが主になって、とても喜んでいます。
陰陽太極図のような姿をしたツガイで、合体して巨大化すると対象をそれぞれの球体の結界内に閉じ込める能力を持っています。
まとめ
当初は金銭的な動機から悪事に手を染めていた羽村ケンイチでしたが、影森家襲撃の際、影森ゴンゾウとの出会いを機に影森に雇われる事となった。
一見すると粗暴な印象を与える男ですが、情に厚く義理堅い一面を持つ人物です。
影森家で働きながら、ギャンブルはやめられなさそうですが、少しずつ変わっていく様子が描かれています。
桜沢先生
外見
影森家の医務室に常駐する白衣を纏った医者。
刈り上げに前髪だけ立てた個性的な髪型に、クールなマスク姿が印象的です。
桜沢先生は、屋敷内で傷ついた者たちの治療を担当していますが、その治療方針は独特です。
性格
「屋敷内で戦うなら相手をキッチリと殺しといて。生きてたら治療するのが面倒だから」
そう言い切る彼女は、極めてドライかつ合理的な思考の持ち主。
感情を表に出すことは少なく、常に冷静沈着です。
彼女の言葉からは、生命に対するどこか冷めたような感覚が窺えます。
ツガイ
ツガイ使いであることは確実ですが、桜沢先生のツガイについての詳細は明かされていません。
もしかすると、彼女のクールな性格やドライな言動は、彼女のツガイとの関係性や能力に深く結びついているのかもしれません。
能力
桜沢先生は、影森家の裏の顔を知る数少ない人物の一人であり、その存在は謎に包まれています。
彼女がなぜ影森家で働いているのか、彼女の過去や、彼女のツガイの正体など、多くの謎が隠されています。
まとめ
彼女の登場シーンは、物語に緊張感を与え、読者の興味を掻き立てます。
今後の物語の中で、桜沢先生の過去や能力が明らかになることが期待されます。
黄泉のツガイのキャラクター&ツガイ「西ノ村の関係者」
御陵(みささぎ)
御陵は、西ノ村を率いるリーダー格の男です。普段は小さな中華料理店を営んでおり、一見すると穏やかな人物に見えます。
しかし、その左顔には特徴的な紋様が刻まれており、鋭い眼光からは並ならぬ意志の強さを感じさせます。
彼の傍には、一つ目で角を持つ小さな鳥のような姿をしたツガイが常にいます。
このツガイとの関係性や、どのような能力を持つのかは現時点では不明ですが、御陵の行動を支える重要な存在であることは間違いありません。
与謝野(よさの)イワン
外見
与謝野イワンは、武士のような風貌をした青年です。
黒髪を束ね、鋭い眼光が特徴的で、戦闘に長けた武闘家といった印象を受けます。
性格
イワンは冷酷で残虐な性格の持ち主です。
金さえ払われれば、誰であろうと殺すことをためらいません。
また、傲慢で自分自身を強く信じている一面も持ち合わせており、口が悪く、挑発的な言動も特徴的です。
しかし、冷酷な一面だけでなく、コミカルな一面も持ち合わせています。
例えば、祈祷師と対峙した際にチカンと間違えられたり、マガツヒの小凶との掛け合いがコミカルに描かれたりすることもあります。
ツガイ
イワンのツガイ『マガツヒ』は、大小二振りの刀で構成されており、大刀が「大凶」、小刀が「小凶」と呼ばれます。
それぞれの柄に目の模様があり、小凶はイワンを「サル」と呼んで軽んじている側、大凶はほとんど口を開かない無口な性格です。
小凶は他のツガイに対しても攻撃的で、戦闘においてもイワンとの呼吸を合わせます。
また、『マガツヒ』は単に相手を斬るだけでなく、斬った空間を入れ替えるなど、高度な空間操作ができる置換軽の能力を持っています。
さらに、イワンと対象のエネルギーを交換する「精気移転」という能力も持つとされていますが、この能力はイワンにとって大きな負担となるため、軽々しく使うことはありません。
特徴
イワンは高い戦闘能力を持ち、東村や影森家の敵対勢力として登場します。
彼の目的は金銭であり、そのためには手段を選びません。
また、マガツヒとの連携プレイも見事で、強敵相手にも互角に渡り合えます。
能力
イワンは剣の達人で、二刀流での戦闘に長けており、ツガイ「マガツヒ」の特性を最大限に考慮して敵を討ちます。
また、ユルの両親を手にかけたとユル本人に宣言しており、その非情さが一層際立ちます。
まとめ
与謝野イワンは、冷酷で残虐な性格を持つ武闘家です。
高い戦闘能力と、強力なツガイを駆使して、敵を圧倒します。
金銭に執着しており、目的のためには手段を選ばない危険な人物です。
イワンの過去には、多くの謎が残されています。
今後の物語の中で、これらの謎が徐々に解き明かされていくことが期待されます。
峰山(みねやま)アンナ
外見
私立百目鬼女子高等学校3年3組に所属。
ウェーブのかかったロングヘアに眼鏡をかけた、一見普通の女子高生といった風貌をしています。
制服姿で学校や塾に通っており、受験勉強に励んでいる様子が伺えます。
性格
一見大人しそうな雰囲気ですが、実はかなり独特な性格をしています。
イワンに対して彼を「様」付けで呼ぶなど、歪んだ愛情表現が目立ちます。
また、死体処理という残酷な仕事をしているにも関わらず、どこか無邪気で子供っぽい一面も見られ、遅刻癖があるなど、やや落ち着きのない一面もあります。
ツガイ
峰山アンナの契約ツガイは、フンコロガシのような姿の『魂(タマ)コロガシ』の「タロウ」と「ヒメ」です。
この『魂コロガシ』は、無数の死体を丸めて、手のひらサイズにまで小さく圧縮処理するという特殊な能力を持っています。
アンナは、この能力を使って西ノ村で発生した死体の処理を担当しています。
しかし、このツガイの最も優れている能力は、オスの「タロウ」が死体で肉団子を作りメスの「ヒメ」がそこに卵を産み、肉団子の中で産まれた幼体は肉団子を食い成長すると新たなツガイとして出てくるところです。
このツガイは新世代のツガイなので古い伝承のツガイとは違って黒谷フユキの『閻魔帳(ブラックリスト)』にも載っていません。
まとめ
一見普通の女子高生でありながら、裏の顔として死体処理という残酷な仕事を請け負うという、複雑な人物です。
無邪気な女子高生でありながら、死体処理という仕事に対する冷静さなど、彼女の行動は多くの謎と疑問を与えます。
椥辻(なぎつじ)
虫も殺せないような可愛らしいした青年だが裏の顔は冷徹で人を殺すことをなんとも思わない性格。
影森家襲撃の際や、東村関係者の集会の時もツガイに罠を仕掛けて大爆発を起こし一網打尽にしようとするなど、見事で狡猾な戦略を展開しています。
ツガイ
椥辻のツガイは、そのツガイが相手のツガイに寄生して好きな時に大爆発を起こすことが出来る能力が持っています。
醍醐(だいご)
外見
醍醐は、口髭を生やし、筋肉質な体格をした40歳くらいの男性です。
長年の鍛錬によって培われた力強さが、その外見から伝わってきます。
戦闘に慣れ親しんだ様子が窺える、たくましい体躯の持ち主と言えるでしょう。
性格
醍醐は、非常に攻撃的で血気盛んな性格をしています。
戦闘を好み、強い相手との戦いを求める傾向にあります。
一度敵と認識すると、容赦なく攻撃を仕掛ける冷酷な一面も持ち合わせています。
しかし、一方で大の犬好きという意外な一面も持ち合わせており、そのギャップが彼の魅力の一つとなっています。
ツガイ
醍醐の契約ツガイは、「サドマゾ」と呼ばれる独特な能力を持つ存在です。「ドM」相手の攻撃を吸収し、「ドS」がそれを跳ね返すという能力は、戦闘において圧倒的な優位性をもたらします。
相手の攻撃を無力化し、逆に相手を攻撃に転じさせることができるため、非常に強力なツガイと言えるでしょう。
特徴
醍醐は、西ノ村において重要な役割を担う人物です。その卓越した戦闘能力と、強力なツガイを駆使して、敵を圧倒します。しかし、彼の目的や過去については、まだ多くの謎が残されています。冷酷な一面を持ちながらも、どこか人間味あふれる部分も垣間見え、読者の興味を惹きつける魅力的なキャラクターです。
能力
醍醐の能力は、主に彼の高い身体能力と、ツガイ「サドマゾ」の能力に支えられています。
素手で相手と渡り合えるほどの怪力と、相手の攻撃を無力化する能力の組み合わせは、彼を最強の戦士の一人に数え上げます。
まとめ
醍醐は、冷酷で強力な戦闘能力を持つ人物です。
彼の目的や過去は謎に包まれていますが、物語の展開に大きく影響を与える重要なキャラクターであることは間違いありません。
その強さと冷酷さ、そして意外な一面とのギャップが、読者に深い印象を与えます。
影森アキオの母親(小野)
昔、赤ん坊だったアキオを捨てた過去を持つ彼女は、皮肉にも無痛症の者たちが集まるコミュニティで息子と再会した。
アキオの無邪気な笑顔に接しながらも、彼女の心はどこか冷めていた。
それは、かつての過ちに対する贖罪というよりも、むしろアキオを自身の野望達成のための道具と見做しているような、どこか計算高いものだった。
黄泉のツガイのキャラクター&ツガイ「その他」
新郷(しんごう)ハヤト
外見
新郷ハヤトは、いかにも悪役らしいヤクザのような威圧感を漂っている男です。
その精悍で鋭い目つきは、一瞬で相手を見抜けるような冷徹さを感じさせ、狡猾な印象を強めています。
性格
ハヤトは、極めて野心家で、金銭や権力に執着しています。
影森アスマを次期当主にしたいと表向きでは振る舞っていますが、その動機も打算に満ちたものです。
影森家を乗っ取り、自分自身の地位を高めようとする野心的な人物です。
また、冷酷な一面も持ち合わせ、目的のためには手段を選ばない狡猾な性格をしています。
妹であるイオリに対しては、冷淡な態度を取り、一族の恥とみなしています。
ツガイ
ハヤトの契約ツガイは、『風神雷神』と呼ばれる獣のような姿をした存在です。
風を操る「風神」と雷を操る「雷神」の二体からなり、強力な攻撃能力を持っています。
まとめ
新郷ハヤトは、影森家を乗っ取ろうとする野心家です。
冷酷で狡猾な性格を持ち、目的のためには手段を選ばない人物です。
彼の契約ツガイである「風神雷神」は、強力な攻撃能力を持っており、ハヤトの野心を裏付ける存在となっています。
新郷イオリ
生い立ち
新郷イオリは、影森アスマの母親であり、新郷ハヤトの妹です。
幼い頃から要領が悪く、家族から疎まれ、孤独で絶望の日々を送っていましたが、イオリはいつしか、死を決意して山中を訪れます。
その山で、イオリは偶然にもツガイ『金烏玉兎(きんうぎょくと)』の本尊に出会います。
手首を切るという形で契約が成立します。
『金烏玉兎』の「朝霧」と「夜桜」との出会いは、イオリにとって心の支えであり、唯一の理解者でした。
しかし、ツガイの姿が見えない新郷家族からは「化け物に取り憑かれている」とますます疎まれ、異常者として扱われたイオリは、またしても孤独と絶望を抱えていきます。
限界まで追い詰められた彼女が再び命を絶とうとしたその時、影森ゴンゾウと出会います。
彼は話を聞き、イオリを影森家に迎え入れます。
彼女のツガイである夜桜もまた、彼女を深く愛しており、その優しさを忘れることはありませんでした。
彼女の優しさや強さは『金烏玉兎』と共に息子のアスマに受け継がれ、物語の中で重要な役割を果たしていきます。
中神(なかがみ)さん
影森ヒカルの担当編集を務める女性。
ナギサの母親
沖縄で暮らしている、ユルとアサの祖母にあたる女性。
蜘蛛のようなツガイが…
アベバ・タスファイ
田寺ケンの母親。
夫のロウエイとの間にケンをもうけ、現在は故人。
ロウエイが振り込んでくる預金通帳をケンに遺しています。
えっさほいさ
小さい小さい力士のツガイ『えっさほいさ』です。
主は影森家の使用人の男で、普段は影森家屋敷の雑用係ですが、椥辻(なぎつじ)が起こした爆発から皆を守ったことも!
黄泉のツガイキャラクター&ツガイ一覧まとめ
今回は『黄泉のツガイ』に登場するキャラクターを詳しく紹介させて頂きました。
黄泉のツガイの登場キャラクター達は、皆それぞれの魅力や個性で物語を盛り上げています。
複雑な背景や特異な能力を持つキャラクター達が、ツガイとの契約によって生まれる力や運命の糸に絡め取られ、時には対立し、時には協力し合いながら物語を紡いでいきます。
この情報が、漫画をお楽しみいただく際の少しでもお役に立てれば幸いです。
以上、『黄泉のツガイ』の登場キャラクター紹介でした。