『黄泉のツガイ』第30話「東村と西ノ村」のネタバレあらすじ感想!
今回も「黄泉のツガイ」第30話のあらすじを、ネタバレありで存分にお届けします。
前回、裏切り者のアキオのツガイ「ヤマノカミ」をハルオのツガイ「兎」と影森家使用人の「えっさほいさ」が回収に行くとヤマノカミの「山風」が突然大爆発を起こした…
兎とえっさほいさの運命は⁈残った「谷風」の行方は⁈
それでは「黄泉のツガイ」第30話のネタバレあらすじをどうぞ!
「黄泉のツガイ」第30話のネタバレ有りのあらすじ
第30話に登場する主なキャラ
キャラ | 特徴 |
ユル | アサの双子の兄。 山奥の村で暮らす、妹想いの少年。 ツガイは、左右様さゆうさまで、とにかく強い。 |
アサ | ユルの双子の妹。 あらゆるものを強制的に解く「解(かい)」の力を持っています。 とにかくユルが兄の好き。 |
ガブ |
影森家のツガイ使いの金髪少女。 |
デラ | 東村に出入りする行商人だが、その正体は村と外界の連絡役である『番小者』の男性。 ユルの頼りになる兄貴的存在。通称“デラ”。 |
ハナ | 村の番小物の女性。デラの後輩にあたる。 下界でユルらを助けるため、デラらと一家を装う。 ツガイは、前虎後狼ぜんここうろう(虎徹と二狼)で、情報収集に長ける。 |
ジン | 任務で東村を襲撃した部隊の責任者。任務の実務面を司る。 ツガイは、掃除屋スカペンジャー(愛ちゃんと誠くん)何でも食べて、任意で出せる。 |
左右様(ツガイ) | 本尊は村入口にあった守り神の石像。 村が襲撃された時にユルと契約した。 元が岩であるため、非常に頑丈。 |
黒谷4姉弟 |
長女 黒谷ナツキ ツガイは、なもみはぎ(ジジ丸とババ丸)。なまはげのような強さをもつ。 長男 黒谷フユキ ツガイは、閻魔帳ブラックリスト(ウィスパーとエンプレイス)。ツガイから情報を取ることができる。 次男 黒谷ハルオ ツガイは、兎と亀。兎の素早さと亀の相手を重くさせる能力が武器。 三男 黒谷アキオ ツガイはヤマノカミ(山風と谷風)。とにかくデカい |
影森ヒカル | 影森家の長男 人気の漫画家「波久礼ヒカル」。 ツガイは、黒白こくびゃく(ホワイトとベタ)。 物体を消して、上書きできる。 |
影山ゴンゾウ | 影森家の現当主 ツガイは、百鬼夜行ひゃっきやこう。複数のツガイを支障なく持つことができる。 |
? | 西ノ村のリーダー⁈ |
引用元:黄泉のツガイ公式サイト |
第30話ネタバレあらすじ
山風と谷風の悲劇
山風と谷風は何かに寄生されているようだった。
ハルオのツガイである「うさちゃん」と「えっさほいさ」がアキオのツガイの本尊の回収作業を行っている最中、山風が突如として大爆発を起こす。
うさちゃんが飛び出してえっさほいさを抱きかかえて守ったので、辛うじて命を取り留めたが、周囲を確認すると谷風の姿が見当たらなかった。
急いで医務室に向かったうさちゃんとえっさほいさは、予想通り谷風が医務室の入り口に現れているのを目撃する。
その状況を察知したうさちゃんは、周囲の人々に身の安全を確保させ、えっさほいさが体を張って谷風を投げ飛ばした。
その瞬間、再び大爆発が起こったが、医務室の中にいた人々は無事だった。
うさちゃんの分析によると、山風や谷風に寄生していたのは宿主を利用して自爆攻撃を行う粘菌のような存在であり、ツガイ本体の気配は全く感じられなかったという。
どうやら分離可能なタイプの特殊な存在であるらしかった。
一方、医務室では緊張が走る出来事が発生していた。
アキオを監視していたマコトを守るため、ツガイの「みどり」がアキオの拘束を解いてしまい、その隙にアキオが逃走を果たしたのだった。
ユル倒れる
倉庫にいたユルたち一行は戦いの現場を片付け、影森家に戻る準備を整えていた。
そこにゴンゾウに電話が入り、アキオが逃走したという知らせが届く。
山を降りた後も続いていた戦いや緊張の連続により、ユルはついに体力の限界を迎え、その場で倒れてしまった。
状況を見たデラはユルを連れて自宅に隠れることを決意する。
ユルと別れる際、アサは悲しみを隠しきれず、涙を流しながらその場を後にした。
アキオの行方と西ノ村の陰謀
場面は、アキオの影森家からの逃走シーンに変わる。
アキオが屋敷を出て駐車場に向かうと、そこで待っていた母親に迎えられる。
彼女は優しい態度でアキオに接したが、その正体は西ノ村陣営の一員だった。
その後、見知らぬアジトのような場所にて、4人の男たちが集まり、何やら密談が交わされていた。
緊迫した空気の中で行われる議論は、西ノ村の未来に向けたものと思われる。
やがて議論の終わりを告げるように、リーダーと思しき男が力強い声で西ノ村の勝利を断言する。
その確信に満ちた言葉には、東ノ村との決着をつける覚悟と、仲間たちを鼓舞する強い意志が込められていた。
こうして物語は、西ノ村が新たな戦いへの準備を進めるという、不穏な余韻を残して物語の幕を下ろす。
「黄泉のツガイ」第30話ネタバレあらすじの感想と考察
感想
山風と谷風の悲劇
山風と谷風が寄生され、大爆発を引き起こす展開には驚きと緊張感がありました。
うさちゃんとえっさほいさの連携で仲間を守り切るシーンは、スリルと感動が詰まっています。
また、「鉄砲玉にする粘菌のような寄生体」という設定がユニークで、ツガイの世界観にさらに深みを与えています。
ただ、アキオの逃走が成功してしまう展開にはもどかしさも感じられました。
ユルの体力が限界に
戦いの緊張が続く中、ユルが倒れる描写は彼の限界と人間らしさをリアルに感じさせます。
デラがユルを自宅に隠す決断や、アサの涙は、仲間たちの絆や感情が丁寧に描かれていて心に響きました。
緊張感の中にもキャラクター同士の繋がりが感じられ、この物語に温かみを与えています。
見出し3:アキオの行方と西ノ村の陰謀
アキオの母が西ノ村陣営の一員だったという事実には驚きました。
優しさの裏に潜む真意がわからず、不穏さが漂っています。
また、「今度は、西が勝つ」というリーダーの言葉は、西ノ村陣営がこれから起こす行動への緊迫感を予感させ、次の展開を期待させます。
この部分では敵側の陰謀が明確に描かれ、物語がさらに複雑で興味深い方向へ進んでいきそうです。
考察
今回のエピソードは、「寄生」という異質な脅威と西ノ村陣営の計画が絡み合い、物語にさらなる深みと緊張感をもたらした回でした。
寄生されたツガイが大爆発するという新たな脅威は、ツガイを大切にしている主にとても大きく、これまでの戦いとは異なる難しさを示しており、登場人物たちの対応力が試される展開です。
また、仲間同士の絆や感情が描かれる一方で、西ノ村の暗躍が物語全体を不穏な空気で包み込んでいます。
今後の戦いで寄生体の正体や西ノ村の計画がどのように明らかになるのかわかりませんが、おそらく段野家と影森家が協力して西ノ村を倒す構図になるのではないでしょうか。
そんな大きな期待を抱かせる回でした!